Polaris
『ペルソナ4』の鳴上悠×花村陽介(主花)で文字書き。
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【君の吐息に寄り添わせて】
突発、キスの日創作ーわーー
大遅刻ーー;わーー;;;orz
キス
息継ぎ
余裕のない
な、感じで…いってらっしゃいませ。
「う……ぷはーー!」
「……陽介」
折角の週の終わりの、月夜が素晴らしい夜に。
いつも通りテレビを見ながら
他愛もない話をしつつも夕食を済ませ、
気が付くとソファで二人寄り添っていて。
呼び合うみたいに目が合うと、当たり前みたいにキスをした。
そんなドラマみたいな、絵に描いた様なやり取りなのに…
「陽介…ぷはー! って…」
「だーー! だだだ、だって…キスの息継ぎ苦手なんだって…」
「それにしても今の『ぷはー!』って……天城なら大爆笑だな」
「だーー! わ、悪かったなーー!」
そういえば、いつもちょっと苦しそうにしていた気がする。
よくよく聞いてみれば、緊張して息継ぎが
上手く出来ない時があるとか。
それは困ると俺は返す。
「もしそれで酸欠で病院に担ぎ込まれたら…」
「だーー! おま…俺をなんだと思ってんだ! そんなことあるわけねーだろ!」
「でも、もしもってこともあるし。
それにもし本当に担ぎ込まれて事情を聞かれたら…」
「う…事情を聞かれたら?」
「俺、はっきり言うよ? キスしてたら息継ぎが出来なくてぶっ倒れました。って」
「サイテー! やめたげて! お前は俺を社会的に抹殺する気か?!」
「でも、陽介ならやりかねないと…」
「ぐううう…」
ぐうの音も出ないのか。
陽介がもじもじとするから俺はある提案をした。
キスの練習をしよう?と。
その途端、陽介の顔がみるみる赤く染まるから
俺はなぜか楽しくなってしまってちょっと強引に迫ってみる。
「陽介…ほら、練習」
「れ、練習って…ちょ、ちょっと待て…」
「なんだよ…意気地のない」
「だーー! そうじゃねーって!」
「じゃあ、なんだよ」
「そ、そーいうのって練習とかでやることじゃねーし
もっとちゃんと、気持ちとかないとさ…その…」
「……陽介」
「な、なんだよー! だ、だから…その…練習とかっておかしいっつーか…」
「……それなんていう乙女?」
「だーー! ち、ちげーっつーの!」
練習の言葉がよっぽど気に入らなかったのか、
迫る俺を押し退けて陽介は俯いてしまった。
俺自身はその真っ赤になった様子の陽介も好きなんだけど、
今回はちょっと心外だった。
言われた内容に少しカチンときてしまった。
陽介め、俺の気持ちも知らないで…。
俺は少しだけ不貞腐れた表情を
ワザと作ると陽介へと言葉を投げた。
「そもそもさ、もしかして俺がそういう気持ちもなくキスしたがっていると?」
「え? いや…そういうわけじゃ…」
まるで気持ちがこもっていないように思われたんだろうか?
そうだとしたら心外だ。
お前だからキスしようと思うのに。
キスしたいと願うのに。
お前とのキスで俺がまさか、余裕たっぷりで
しているとでも思っているんだろうか?
それもやっぱり心外だ。
いつだって、お前相手は
余裕なんか何もなくなってしまうのに。
「じゃあ、不名誉なレッテルを貼られたみたいなので、
がっつりやろうか? がっつりと…!」
「だーーー! わーーー! やめろ! 殺す気か?!」
俺が怒ったんだと思ったんだろう…
陽介がなんだかもじもじ可愛いので
俺はさらにがっつりしたくなってきた。
だって余裕なんか何にもないのに、
余裕があるように思われたんだ。
なら、余裕がないと見せればいい。
「ほら、陽介…」
「う……や、優しく…その……っ」
「はいはい」
真っ赤になって『まな板の鯉』状態で俺を待つ陽介に
俺は思わずニヤリとしつつもキスをした。
角度を変えて何度か重ねて。
震える陽介の手と俺の手を繋いで
落ち着かせるみたいにまたキスを重ねて。
ゆっくり離すと、熱に浮かされたみたいな
陽介の目と会った。
「息継ぎ出来た?」
「わ、わかんね…その……も、もう一回だ…っ」
「はいはい」
どうやらお気に召したようなので、
言われるがままにもう一度。
ワンモア頂けるなんて滅多にないから
俺はまた嬉しくてニヤニヤしてしまう。
陽介とキスが出来る瞬間が
嬉しくて、幸せで微笑んでしまう。
だから俺はいつでもお前相手は余裕がない。
俺だってキスの間は、お前に夢中なんだし。
「う…っ…ニヤニヤすんな…っ…ん…」
「それは光栄です…」
お前のおかげで俺は笑うんだよ、陽介。
ニヤニヤなんておまけみたいなもんだ。
俺が夢中になって重ねていると
ふとした隙から陽介の声が漏れ出た。
「悠……っ…なんか、くらくらする…っ」
「……大丈夫、俺もくらくらしてるから…っ」
「ん…そっか…っ…」
満足したのか、陽介は嬉しそうに笑うと
また目を閉じて俺と何度も交わす。
その様子に、俺は可愛くて仕方なくて
もうどうしようもないくらいに煽られて。
夢中でキスをするんだけど…陽介は幸せそうに目を閉じているから、
なんだか負けた気になって俺はまた何度も重ねた。
「ん…悠…っ…ちょ…」
「っ…ダメ…今、聞いてる余裕ないから」
「ちょ…余裕って…んんっ」
そうやって、また何度も何度も重ねると、
深い吐息が更に混じりあって
そのまま全部が溶けていくような気さえした。
眩暈みたいな感覚に痺れて、俺がゆっくり唇を離して
胸でゆっくりと息を吸った途端、
陽介の口から聞いたこともない言葉が飛び出した。
「っ……ふ、ふはーーーー…っ」
「ふ、ふは? え? まさか……息継ぎ?」
「う! ううぅぅ…こ、これは…ち、違…っ…ゆゆゆ、悠…笑うなよ?!」
「………ご、ごめん…無理…っ」
なんだそれ…俺はお前を満足させたくて
必死でキスしてたっていうのに。
お前はまた息継ぎ出来なくて、
そんな可愛い声で喘いで俺を煽るのか。
腹を抱えて笑う俺を見て、悔しそうな陽介が
ジタバタと暴れると唸った。
「だーー! ぜっかくちょっと頑張ってみたのに…っ」
「ごめん、ごめん…っ…だって、変な声…っ」
「るっせー! るっせー! るっせー! ああ! もうーー!」
相変わらず笑い続ける俺の前頭部を
陽介は悔しそうに叩きつつ、頭を抱え言った。
「こ、今度はちゃんと出来たと思ったのに…っ」
「陽介…」
そんな風に言いながら真っ赤になって怒るから
それもまた可愛くてニヤニヤしてしまう。
陽介はニヤニヤする俺を一瞥すると、何かを言いたいんだろう
けれど、ぐっとそれを堪えると真っ赤な顔をして言った。
「ぐううぅぅ……り、リベンジ! …もう一回だ…っ」
「はいはい」
勿論喜んで、お前となら何度だって。
また頂けたワンモアに俺はまたニヤニヤしてしまう。
もう一度、なぞる様に唇を重ねて、
触れて交わして、眩暈がするくらいに深く。
深く深く幸せになる。
何度も何度もキスするたびに陽介が震えるから、
その震えが俺にも伝わってきて何度も何度も煽られた。
「ごめん、陽介…止まらなくなってきた」
「え…ちょ…っ」
何度も重ねて、煽られて。
痺れる様な眩暈が幸せでたまらない。
深く深く幸せに…お前となら何度だって。
Fin
ちゅーの話しかしてない(苦笑)
キスの日、思いっきり遅刻してしまい;;おおう;;orz
いつかは書いてみたかったので満足!満足!
……出来は…ね???;;;
楽しんで頂けたら幸い。
大遅刻ーー;わーー;;;orz
キス
息継ぎ
余裕のない
な、感じで…いってらっしゃいませ。
「う……ぷはーー!」
「……陽介」
折角の週の終わりの、月夜が素晴らしい夜に。
いつも通りテレビを見ながら
他愛もない話をしつつも夕食を済ませ、
気が付くとソファで二人寄り添っていて。
呼び合うみたいに目が合うと、当たり前みたいにキスをした。
そんなドラマみたいな、絵に描いた様なやり取りなのに…
「陽介…ぷはー! って…」
「だーー! だだだ、だって…キスの息継ぎ苦手なんだって…」
「それにしても今の『ぷはー!』って……天城なら大爆笑だな」
「だーー! わ、悪かったなーー!」
そういえば、いつもちょっと苦しそうにしていた気がする。
よくよく聞いてみれば、緊張して息継ぎが
上手く出来ない時があるとか。
それは困ると俺は返す。
「もしそれで酸欠で病院に担ぎ込まれたら…」
「だーー! おま…俺をなんだと思ってんだ! そんなことあるわけねーだろ!」
「でも、もしもってこともあるし。
それにもし本当に担ぎ込まれて事情を聞かれたら…」
「う…事情を聞かれたら?」
「俺、はっきり言うよ? キスしてたら息継ぎが出来なくてぶっ倒れました。って」
「サイテー! やめたげて! お前は俺を社会的に抹殺する気か?!」
「でも、陽介ならやりかねないと…」
「ぐううう…」
ぐうの音も出ないのか。
陽介がもじもじとするから俺はある提案をした。
キスの練習をしよう?と。
その途端、陽介の顔がみるみる赤く染まるから
俺はなぜか楽しくなってしまってちょっと強引に迫ってみる。
「陽介…ほら、練習」
「れ、練習って…ちょ、ちょっと待て…」
「なんだよ…意気地のない」
「だーー! そうじゃねーって!」
「じゃあ、なんだよ」
「そ、そーいうのって練習とかでやることじゃねーし
もっとちゃんと、気持ちとかないとさ…その…」
「……陽介」
「な、なんだよー! だ、だから…その…練習とかっておかしいっつーか…」
「……それなんていう乙女?」
「だーー! ち、ちげーっつーの!」
練習の言葉がよっぽど気に入らなかったのか、
迫る俺を押し退けて陽介は俯いてしまった。
俺自身はその真っ赤になった様子の陽介も好きなんだけど、
今回はちょっと心外だった。
言われた内容に少しカチンときてしまった。
陽介め、俺の気持ちも知らないで…。
俺は少しだけ不貞腐れた表情を
ワザと作ると陽介へと言葉を投げた。
「そもそもさ、もしかして俺がそういう気持ちもなくキスしたがっていると?」
「え? いや…そういうわけじゃ…」
まるで気持ちがこもっていないように思われたんだろうか?
そうだとしたら心外だ。
お前だからキスしようと思うのに。
キスしたいと願うのに。
お前とのキスで俺がまさか、余裕たっぷりで
しているとでも思っているんだろうか?
それもやっぱり心外だ。
いつだって、お前相手は
余裕なんか何もなくなってしまうのに。
「じゃあ、不名誉なレッテルを貼られたみたいなので、
がっつりやろうか? がっつりと…!」
「だーーー! わーーー! やめろ! 殺す気か?!」
俺が怒ったんだと思ったんだろう…
陽介がなんだかもじもじ可愛いので
俺はさらにがっつりしたくなってきた。
だって余裕なんか何にもないのに、
余裕があるように思われたんだ。
なら、余裕がないと見せればいい。
「ほら、陽介…」
「う……や、優しく…その……っ」
「はいはい」
真っ赤になって『まな板の鯉』状態で俺を待つ陽介に
俺は思わずニヤリとしつつもキスをした。
角度を変えて何度か重ねて。
震える陽介の手と俺の手を繋いで
落ち着かせるみたいにまたキスを重ねて。
ゆっくり離すと、熱に浮かされたみたいな
陽介の目と会った。
「息継ぎ出来た?」
「わ、わかんね…その……も、もう一回だ…っ」
「はいはい」
どうやらお気に召したようなので、
言われるがままにもう一度。
ワンモア頂けるなんて滅多にないから
俺はまた嬉しくてニヤニヤしてしまう。
陽介とキスが出来る瞬間が
嬉しくて、幸せで微笑んでしまう。
だから俺はいつでもお前相手は余裕がない。
俺だってキスの間は、お前に夢中なんだし。
「う…っ…ニヤニヤすんな…っ…ん…」
「それは光栄です…」
お前のおかげで俺は笑うんだよ、陽介。
ニヤニヤなんておまけみたいなもんだ。
俺が夢中になって重ねていると
ふとした隙から陽介の声が漏れ出た。
「悠……っ…なんか、くらくらする…っ」
「……大丈夫、俺もくらくらしてるから…っ」
「ん…そっか…っ…」
満足したのか、陽介は嬉しそうに笑うと
また目を閉じて俺と何度も交わす。
その様子に、俺は可愛くて仕方なくて
もうどうしようもないくらいに煽られて。
夢中でキスをするんだけど…陽介は幸せそうに目を閉じているから、
なんだか負けた気になって俺はまた何度も重ねた。
「ん…悠…っ…ちょ…」
「っ…ダメ…今、聞いてる余裕ないから」
「ちょ…余裕って…んんっ」
そうやって、また何度も何度も重ねると、
深い吐息が更に混じりあって
そのまま全部が溶けていくような気さえした。
眩暈みたいな感覚に痺れて、俺がゆっくり唇を離して
胸でゆっくりと息を吸った途端、
陽介の口から聞いたこともない言葉が飛び出した。
「っ……ふ、ふはーーーー…っ」
「ふ、ふは? え? まさか……息継ぎ?」
「う! ううぅぅ…こ、これは…ち、違…っ…ゆゆゆ、悠…笑うなよ?!」
「………ご、ごめん…無理…っ」
なんだそれ…俺はお前を満足させたくて
必死でキスしてたっていうのに。
お前はまた息継ぎ出来なくて、
そんな可愛い声で喘いで俺を煽るのか。
腹を抱えて笑う俺を見て、悔しそうな陽介が
ジタバタと暴れると唸った。
「だーー! ぜっかくちょっと頑張ってみたのに…っ」
「ごめん、ごめん…っ…だって、変な声…っ」
「るっせー! るっせー! るっせー! ああ! もうーー!」
相変わらず笑い続ける俺の前頭部を
陽介は悔しそうに叩きつつ、頭を抱え言った。
「こ、今度はちゃんと出来たと思ったのに…っ」
「陽介…」
そんな風に言いながら真っ赤になって怒るから
それもまた可愛くてニヤニヤしてしまう。
陽介はニヤニヤする俺を一瞥すると、何かを言いたいんだろう
けれど、ぐっとそれを堪えると真っ赤な顔をして言った。
「ぐううぅぅ……り、リベンジ! …もう一回だ…っ」
「はいはい」
勿論喜んで、お前となら何度だって。
また頂けたワンモアに俺はまたニヤニヤしてしまう。
もう一度、なぞる様に唇を重ねて、
触れて交わして、眩暈がするくらいに深く。
深く深く幸せになる。
何度も何度もキスするたびに陽介が震えるから、
その震えが俺にも伝わってきて何度も何度も煽られた。
「ごめん、陽介…止まらなくなってきた」
「え…ちょ…っ」
何度も重ねて、煽られて。
痺れる様な眩暈が幸せでたまらない。
深く深く幸せに…お前となら何度だって。
Fin
ちゅーの話しかしてない(苦笑)
キスの日、思いっきり遅刻してしまい;;おおう;;orz
いつかは書いてみたかったので満足!満足!
……出来は…ね???;;;
楽しんで頂けたら幸い。
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