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【ビターオレンジ】

AWでのR18無配本
R18ですので、該当しない方は回れ右!!

主花大学生で同棲してる設定ですー。

渋々、合コンに行く主人公を
(何も考えないで)快く見送っちゃった陽介が
帰宅した主人公にお仕置きされちゃうお話……。

アルカナウォーズありがとうございました!
(20140417:誤字脱字修正)



拍手[1回]









「じゃあ陽介…俺、行ってくるから」
「おう…! 楽しんでこいよ!」
「…本当に?」
「え? な、なんだよ…」
「陽介、本当にいいのか?」
「な、なんだよ…今更……は、早く行けって!」
「……そうか、じゃあ…いってきます」

そう言って、相棒を見送ったのが数時間前。
見送った時間には部屋の中は明るい陽が差していたのに
今はもう、宵闇が深くて足元さえおぼつかない。

「ただいまーって、誰もいねーか……」

コンビニで買った缶のカクテルと数種類のつまみを
リビングのテーブルの上にそれらしく並べ、ソファに深く腰掛けると、
迷わず缶カクテルの封を開け一口含んだ。

「はー…ちょっと甘いかな…ってたまにはいいか……」

今日は珍しく相棒が合コンの頭数合わせってヤツで不在で。
俺は二人の部屋のリビングで、独り夜空を眺めながら
テレビも灯りさえもつけずにぼんやりと酒を飲んでいた。

「何が『いいのか?』だよ…ただの頭数合わせじゃねーか」

相棒の言葉を思い出して俺はブツブツと独りごちた。

きっと、『嫉妬しないか?』なんてことを言いたかったんだろうけど、
残念…一体何年の付き合いだと思っているんだ。
もうそんなものさえ凌駕するくらい、お互いのことは
知り尽くしているわけで…。

「意外と心配性なんだよな…アイツ」

そう言ってもう一口カクテルを口に含んだ。
コンビニで買ったカクテルの名前…は、なんだったか
よく覚えてはいないけれど甘いオレンジの香りが心地よくて
グイグイと飲み干してしまう。
そうして俺は調子に乗って缶を何本も空け続けた。

そうしてしばらくして時計を見ると、もう結構な時間帯になっていて。
本当だったら、もう帰ってきていてもいいはずなんだけど…

「おせーなぁ…」

呟いて落ちて行った言葉が、思ったよりも女々しい
愚痴みたいで俺は慌てて口を閉じた。

分かってる…心配とか、変に勘ぐっても
相棒は間違いなく俺の所に帰ってくる。

嫉妬なんてそんなの、いつものアイツの俺への
態度を思い出してみれば、何も心配することなんてない。

「はず…なんだけどなぁ……はは…」

チクリとなんだか知らない焦りが、俺の胸をついた。

合コンの頭数合わせとか、そんなの俺だってよくあること。
実際、以前に俺も何度かあって…でもよく考えてみると
アイツが合コンって初めてだったな…と。

「そーいやぁ、高校生んとき合コン喫茶ってやったよなー」

あれは我ながら傑作だった…なんてワザとらしく苦笑しつつ
甘いから思ったよりも飲めてしまう、缶カクテルをもう一口含んだ。

独りの寂しさも手伝ってか、流されるまま
何度もカクテルに口をつけると思い出す。
確か合コン喫茶の時は相棒も乗り気で…その前の修学旅行の
クラブでの合コン? も楽しそうだった。

もしかしたら、アイツあーいうことが好きなんじゃ……。

「……バカか、俺は……んなわけねーっつーの」

ふと浮かんだ、疑問点に自らツッコミを入れる。
アルコールが回って来たのか、ふわふわどころかグルグル
回る俺の世界は、未だ帰って来ない面影を部屋中探してる。

「バカじゃね…ちゃんと帰ってくるっつーの…」

そんなことを呟いたら、泣き言みたいで情けなくなって来た。

帰ってくる…アイツは、ちゃんと俺んとこに帰ってくる。
絶対に俺んとこに、まっすぐ帰ってくるから、
だから俺は独りの部屋でもお前を待ってる。

独りでも待ち続ける。

まるで念仏でも唱えるみたいに、
俺は脳内で何度もソレを繰り返した。

「つーかさ…そろそろ帰って来てくれてもいいんじゃねー?」

いない面影に愚痴ると、再び不安が頭をかすめた。

……じゃあ…もし、帰って来なかったら?

俺よりすげーいい子見つけて、そのまま…なんて
有り得ないことじゃない。

アイツくらいの男だったら引く手あまたってヤツで。
多分今日の合コンも『頭数合わせ』なんて口実で、
アイツをご指名だってことぐらいバカな俺でも分かってる…。

だからこそ有り得ないことじゃない現実が怖い。

出かける時にアイツから『いいのか?』って言われた言葉が
思い出されて、もっと深い意味でもあるんじゃないか? と、
今更に思い詰めてしまう。

『お前以外に行ってしまっていいのか?』って聞かれた
みたいに思えてしまって、俺はヒヤリとした焦りに震えた。

「うわー…カッコ悪ぃ…俺、サイテー……」

それは『絶対に有り得ないことじゃない』から。
だから俺は今こんな風にグラグラ揺れてて。
めったに飲まない酒をあおってる。

「『行って来い』って言っちまったな……はは…」

苦々しく笑うと、独り言だと言うのに途端言葉に詰まった。

「頼むから、早く…帰って来いって…」

元々アルコールに強くない俺達は、この部屋で二人きりで
週末飲むことが多くて…いつもなら缶のカクテル片手に
ヘラヘラ笑う俺の差し向かいには相棒が居て。

相棒は嬉しそうに笑いながら得意の手料理を出してくれて、
俺はそれを当たり前みたいに嬉しそうに食べる…そんな光景が頭に浮ぶ。

けれど…その姿は今、俺の目の前には無い。


「…っ…早く、帰ってこい…っ…でないと…俺…っ」


おかしくなりそう…お前がいなくて。

そう言葉にした途端、聞き慣れた声が降ってきた。

「……陽介、でないと…なに?」
「ふぇ!? お、おま…っ…いつの間に…っ」

振り向くと相棒が居て、揺れる視界に俺はまるで
夢でも見ているんじゃないかって思い何度も目を瞬きさせる。

「ただいま、陽介」
「お、おう……おかえり」

本当だ…本物だ…俺が感慨深く見ていると、
相棒はそれを訝しむ様に目を動かしながら聞いてきた。

「陽介………なに? 何か言ってた?」
「え……い、いや…なんでもねー…」
「……本当に?」
「お、おう……」

言えるワケがない。

行って来い! って送り出しておいて、後々になって寂しくて
半べそかいてたなんて…カッコ悪くて言えるワケがない。

「……そうか…俺の聞き間違いだったんだな」
「お、おう……」

俺が目をそらし誤魔化すと、相棒はまるで本当に聞いて
いなかったかのような様子で興味なさそうにスルーした。

その仕草に、瞬間チクリと胸が痛む。

俺が寂しくてウジウジしてたのは認める…けど、それを
そんな風に簡単にスルーしなくたっていいじゃねーか!

「んだよ…もっとなんかねーのかよ……」
「ん? 陽介?」

俺がボソリと呟くと、相棒はこちら見てまた訝しむ。
隠したいのに、気づいて欲しいなんて我儘だと思うんだけど、
どんなことでもお前にだけは気づいて欲しいのかもしれない。

「あ、あのさ…」
「ん?」
「あ、あのさ……俺が合コン行ってる時、お前はさ…どんな感じだった?」
「は? どんなって?」
「え、えっと……だから…っ」

びっくりした様な相棒の表情に、俺は傷ついたり驚いたり
するんだけれど、酒の力も手伝ってかそのまま続けてしまう。

「こ、こんな感じとゆーか…なんとゆーか……」
「うん…?」

意味が分からない様子の相棒…そりゃそうだ、こんな曖昧な
表現で詰め寄ったって何が何だか分かる訳がない。

「えっと…だから…っ…何してたかってゆーか…」
「……別に、普通にしてたよ?」
「え…そうなのか?」

驚いた声を上げた自分が、なんだかみじめで。

俺がいないことで寂しくてアレだったんだ…なんて
そんな酷いことを期待してた俺自身が嫌で。
情けなさにうつむくと、いつの間にか近づいて来ていた相棒と目が合った。

「陽介、一体何が言いたいんだ?」
「その…何がってゆーか…なんとゆーか…」

定まらない思考が俺の言葉を振り回して行き先を決めないから、
アルコールの浮遊感に押される様に何も考えずに次を言ってしまう。

「だ、だから…っ…その……俺のこと…欲しくない?」
「……陽介?」

途端、今まで見たことも無いくらい、相棒の目が大きく見開かれて。
俺は自分の言ったことを理解するのに、更に十秒程を要した。

「う、うああぁぁ…ちょ…今のなし! ノーカウント!」

とんでもないこと言った! 俺、しっかり!

なんでそうなる俺! ってゆーか、なんでそれ言った!

脳内が大混乱のままの俺が胸の前で×印を作り否定すると、
相棒は眉を複雑に動かして俺を見ると言う。

「……陽介がいなくて寂しかった? ってこと?」
「そ、そうそれ! って、え? わ! ちょ…おま…っ…」

相棒の目が獲物を見つけた様に、さっきとは違った感じで
細くなったと思ったら、今度は俺の衣服をたくし上げ腹部をまさぐると、
唇を塞ぐようにして深いキスを繰り返した。

「…んっ…陽介、それ聞いてどうするんだ?」
「ふぁ…な…に…待っ…ひゃぁっ…っ」

まるで個別の生き物の様に俺の体をはい回る悠の指。
逃れようとするんだけど、いつの間にか相棒の腕の中だった俺は
逃げるどころか体を動かすことさえままならない状態に。

「ちょ……待って…待っ……んぁっ」
「アルコールで寂しいのをまぎらわすのは良くないよ?」
「お、おま…気づいて…ちょ…ひゃっ…」
「分かるよ、俺もたまにやってるから…誰かさんのせいで」
「え…?」

そんなこと初めて聞いたんですけど?
俺が目を白黒させていると、相棒が苦笑しながら聞いてきた。

「さて…早く帰ってこないとなんだって?」
「う……」

やっぱ聞いてたんじゃねーか!
俺がそう抗議すると、ニヤリと笑った悠が囁いた。

「俺も同じ思いしてるの分かりました?」
「わ、わかった! ご、合コンの安請け合いは止めますって
       って、やっぱお前も寂しかったのか? …ちょ…やめっ」

一番敏感な箇所をまさぐられる動作に、アルコールで熱を
持ってしまった俺の体は過剰に反応してしまう。
体をまさぐられ何度もキスをされ、それと同時に衣服の上
から探る様に慰められる感覚に、肩の中から震えが来た。

「だめっ……はぁっ…急にそれは…ムリっ…」
「陽介はいつもベロベロに酔っぱらって帰ってくるし、
       さすがの俺も何かあったのか? と、勘ぐりたくもなる」
「な、なにもねーって…ホント…ダメ…って…ぁ…」

なんだよそれ、そんなこと考えてたのかよ…って俺が言うと
なんだか今度は相棒の方がバツが悪そうに苦笑いする。

「うん、考えてた…俺がいないのに楽しそうだな…とか」
「ば、バカ……っ…ひゃぁ…っ」

今度はワザと俺に見える位置で俺の体を舐める。
舌がチロチロと動いていろんな箇所を舐め上げてくから
それに反応すると、相棒は更に嬉しそうに何度も迫って来た。

「陽介、気持ちいい?」
「そ、そーいうの聞くなって…あ…っ…」

ソファに座らされたまま、何度も弱い箇所を責められる。
泣く様に反応する俺の耳元でアイツが囁いた。

「っ…陽介、そろそろいいか?」
「え?…だだだ、ダメっ…ここじゃイヤだ…っ」
「……なんで? 俺、そろそろ限界なんだけど?」
「っ…そそそそ、ソファなんかでしたら…っ…その…
       後々、座るたびにヘンな気持ちになりそうだからヤだっ…」
「…却下。ヘンな気持ちになった陽介を見たいから、却下」
「このドSー! …っ…ダメっ…って…あぁ!」
「じっとして、傷がつく…っ」

一気に押し入ってくる感覚に背筋が震えるから、すがる様に
しがみつくと相棒は包む様に俺を抱きしめてくれる。

「ふぁ……あ…っ………っ」
「ん…動くよ?」
「う、うん……あ…あぁっ!」

鈍い音が体中に響いて、何も考えられなくなる。
律動を開始した途端、俺が夢中になると相棒はまた囁いた。

「…っ…誰かさんがなんでもないみたいにヘラヘラ笑って
              見送るから、結構ショックでした」
「そ、それは……ちょ…ぁ…はぁ」

突き上げてくる呼吸から僅かにアルコールの香りがした。

「おま…お前も酔ってんな…っ…
         よ、酔ったいきおいとか…っ…サイテーだ…ぁっ」
「はいはい、酔った陽介に罵られるなんて、新鮮だな……」
「ば、バカ…っ」

違う、サイテーなのは俺だって。

酒とかなんとか、どれがどれだけたくさんあったって
お前の代わりなんてないし、まぎらわす方法なんてないのに、
何も考えないで見送った俺が一番サイテー。

見送ったクセに寂しさに酒をあおった結果、
お前が帰って来た早々、お前を求める俺がサイテー。

「あっ…相棒、どこ……っ」
「ここにいるよ、陽介」
「ん…っ…はぁ…あぁっ…」
「そんなに強く目を閉じたら頭痛くなるよ?」
「ふぁ…っ…そ…そんなに…そんな…あぁっ」

そんなに優しく甘やかすな。
俺はお前がどんな気持ちで見送ってくれてたかなんて、
今の今まで全然考えないままで行ってしまっていたわけで。

そして、それを今日は俺の方が思い知らされただけで、
酔った勢いと寂しさでお前を求めてる。

やっぱ、俺ってサイテー。

「俺、自分…きらい…っ…あぁっ…」
「そうか…でも、俺は陽介が好きだよ?」
「っ…だから…甘やかすな…っ…うぁ…っ…は…っ」

何度もキスされながら、突き上げられる感覚に翻弄されて
俺が泣きそうになると嬉しそうに相棒が言う。

「…っ…可愛い、陽介」
「だから…可愛いとか…って…あぁっダメっ…も…っ」

擦れた途端ビクビクと背筋が跳ね、一方的に終わってしまう。

「はぁ…はぁ…っ…ごめん、俺だけ…っ」
「…やっぱり可愛いよ、陽介は」

悠は苦笑すると俺の額へとまた優しくキスをしてくれて、
そのまま再び腰溜めに構えると更に奥へと押し入って来た。

「ひゃ…ぁ……うぁ…っ…もうダメ…だって……っ」
「まだ俺、終わってないから…っ」

深く押し入ってくる感覚に先程より深い快楽を感じて喘いだ。
言葉にしないで責められて感覚に、おかしいとは
思うんだけれど俺は嬉しくて声を上げる。

「なぁ…っ…俺、いなくて寂しかったか?……ぁっ」
「……うん…寂しかったよ、陽介」
「そ、そっか…俺もお前がいないと…あぁ…もっと…っ」

もっと責めていいから、お前の寂しいとか全部教えて欲しい。
俺が気づけない分、こうやって言葉じゃなくてもいいから
お前の全部を俺に教えて欲しい。

俺の気持ちを理解したのか、相棒は俺の体を持ち上げると
そのまま自分の上へとまたがらせた。

「あ…俺が、うえ…ひっ……ああぁ…はっ…」
「陽介、動ける?」
「ん…多分、ヘーキ……んん…はぁっ…ああぁっ」

ゆっくりと上下運動を繰り返すと、弱い箇所へと
ダイレクトに触れてきて、俺の全部がゾクゾク震える。

「あ…っ…はぁ…もっと…っ」

触れ合う箇所がアルコールより甘くて夢中になる。
繋がる鈍い音が響いて切ない感覚を伝えて来ると体が震えた。

「あぁ…また…っ…ひぁっ…」

そのまま寂しいとか嫉妬とか心配とか、
そんな色々なものを埋め合い、補い合って、何度も重ねた。





「いや…でも色々と参考になったよ」
「は?? 何が??」

悠は一つ溜息を吐くと、感慨深く合コンでの話をし始めた。
俺を独りにしといて、何が参考になったんだ?

やっぱ浮気か? そうなのか? と俺が詰め寄ると相棒は
嬉しそうに『違うよ』と笑い目を細め返して来た。

「例えば、恋人がメールの返信をなかなかくれないとか…」

どうやら今回の合コンは相棒とゆー手練れ? を交えての、
悩み相談会となってしまっていたようだった。

さすがセンセイ…言霊級は伊達じゃない。

相棒はそこで出された一例を俺へと披露して、ワザとらしく
こちらをちらりと見るから、俺はその言葉に思い当たる
フシがあり過ぎてしまい言葉に詰まった。

「う…ちょ、ちょっとうっかりしてて…」
「夕飯の返信くらいは早くお願いします。」
「うう…了解」

数日前、相棒からの『今晩何が食べたい?』メールへの返信。
俺は、それをうっかりと忘れてしまい、
そのまま帰宅してしまっていたことがあった。

その後のことは、想像に容易い…

そんなことがあったことを思い出した俺が唸って了解を
出すと、面白くなってしまったのか相棒はさらに続ける。

「あと、バイトと講義で忙しくて構ってくれないとか…」
「うう…そ、それは……ちょっと色々立て込んでて」

立て続けの攻撃…先程の敗退の為、悔しさのまま唸ると
それを見た相棒は呆れた様子で返してきた。

「早めに準備しておいたり、スケジュール通りに
         組み立てれば慌てずにすむのにな…」
「だー! しゃーねーじゃん!
          お、俺だっていろいろあんだよー」
「いろいろ…ね…」
「うぅ…やっぱお前、ドSだ…」
「陽介にだけだよ…好きな子ほどいじめたいって…よく言うじゃないか」
「は? ば、バカか……っ…」
「うん、馬鹿かも」

そんな陽介も好きだよ…なんて言ってまた額に優しくキスをするから、
俺は嬉しくてうつむいてしまった。
その様子を悟ったのか、相棒が途端ニヤリと笑う。

「そうそう、極めつけは…」
「な、なんだよ…」

まだ何かあるのか?  と、俺が焦ると相棒は、まるで
してやったりと言った表情で笑うと俺の耳元で囁いた。

「…恋人が…夜、寝かせてくれないとか?」
「は? そ、それはお前だろー! って、うわ…ちょ…っ!?」

叫び立ち上がると、俺はバランスを崩しふらりと倒れ込む。
相棒が慌てて俺を抱きとめると、渋い顔をして俺を見上げた。

「陽介、危ないって」
「はは、悪ぃ…」

苦笑いの俺と目が合うと、相棒は吸い寄せられるみたいに
俺に触れるくらいのキスをする。

お互いにほろ酔い気分で、そのままじゃれ合うみたいに
床へと寝転ぶと、カーテンの隙間から淡く光る月が見えた。

「夜…まだ宵の口ってヤツだな…」
「ああ…そうだな」

相棒はそう言って体を起こすと、寝転んだ俺に
覆いかぶさって来て、再び何度もキスをしてくれる。

俺だけにくれるその優しい仕草が嬉しくて、
俺はまたヘラヘラ笑いそうになる。

でも俺はそれをぐっと堪え、相棒の真似をしてワザとらしく
ニヤリと笑うと言った。

「……で、お前は今夜も俺を寝かせてくれねーの?」


Fin










なんかホント、時間無い中で書いているのが
丸見えで申し訳ない;;;;;
陽介は全然考えなまま、やっちゃって
後々『ああ!やべえ!』ってなるかなーって(苦笑)
それにセンセイがヤキモキして
主花ぶわーーーーー!みたいな…(なんだそれ;;)

楽しんで頂けたら幸い。





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