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【今は優しくまどろんで 2 】

【*Doze gently now. The first talk*】の続きです;;
遅くなって申し訳ないです;;;
やっぱり微エロです;;すみません;;
(ジャンピング土下座)



繋ぎ止める



な、感じで。
いってらっしゃいませ。

PS
風邪なんとか治って参りましたーー;;


以下、拍手お礼~(該当者様反転推奨)


如月さんへ

こんばんはー!いらっしゃいませ!
読んで頂けて有難いです(≧▽≦)
いっつも長ーくなっちゃうので;;;
今回は一拍おいてみました;;

なんかこう…脆い感じがするなー…とか(苦笑)
意外と中身は…みたいな(苦笑)
陽介がまた違った面で、脆い感じがするので
陽介でも他も色々書けて行けたらなーと思っております。

ありがとうございました!
お時間ある時にでもまた来てやって下さい。
<m( _ _ )m>



arisaさんへ

いらっしゃいませーー(*´∀`*)ノ
きゃーーvvvvvv

楽しんで頂けましたか?!
もうなんか、段々本家と同じ色を
醸し出して来ております(苦笑)

緊縛!萌え!( ゜∀゜)=◯)`ν`)・;'.、
正直、書き始めた時にはあのまま…とか思ってたんですが;;
途中で番長が勝っちゃいましたね(苦笑)

陽介がなかなか可愛く書けないので;;
毎度四苦八苦しておりますが、
なんとか頑張ります!!

arisaさんの更新も楽しみにさせて頂いておりますvvv
次!次はガツンと!!!vvvvv
( ゜∀゜)=◯)`ν`)・;'.、

コメントありがとうございましたvvvvv

拍手[5回]















「緩いよ…こんなのすぐ解ける」


「え?うわっ………」


今度は俺が上。
簡単に引っくり返る形勢。

纏わり着く様に右手首だけに残った帯を見て、
俺は思いつくとソレをそのまま動作に移した。


「陽介は優しいな……俺ならこんな手緩いことしない」


「悠?…」


「もしお前が逃げたくても、
 締め上げる……こうすればいい………」


「え?ちょ……おま…っ」


俺の右手首に緩く縛られたままの帯を
そのまま陽介の左手首に掛けた。

螺旋を描く様にお互いの手首に巻きつけると、
出来る限り強くキツくそれを結び上げた。

 

「お前から先にやってきたんだから…責任取れよ?」


「ま、待ってって…っ…!」


「待たないし、待てない…このまま…」


何を焦っているんだろう?
お前を追いたてているはずが、
追われているのは俺の様だった。

空いている手で弄る行為が熱を帯びてきて
触れる部分の柔らかさに狂いそうになる。

ぐるぐると回る思考と気持ちの代わりに、
指と舌がお前を求めて動き回る。


「ちょっ………はぁ…悠…っ…」


「陽介…っ」


甘苦しそうなお前の様子が
俺にも伝わって嬉しい。

触れてはいけない所に
触れてしまいそうで痛い。


「悠…ホント…待てって………っ」


「ダメだ………お前が煽ったんだから、責任は取ってもらう」


繋がれたままの為、お互いに上手くは動けないけれど
どうしたって上に居る俺の方が優位だった。

陽介は先程からあっという間に
逆転された状態に目を白黒させながらも、
触れられる箇所から逃げようと僅かに動く。


「は…っ…ぁ…………俺っ…ぁ…っ」


「何?聞こえない……陽介…っ…」


聞こえないわけがない。
でも聞こえないフリをした。

祈るみたいに聞こえないフリをしても、
心の全部がお前が欲しくてたまらない。

快楽に弱いお前の様子を見ると、
どうしようもないくらい意識が赤く膨張してくる。


「っ………っぁ………」


「ごめん…陽介、少し辛いから…っ…」


今度は俺が労わるみたいな言葉を吐いて、
お前を追い詰める。

お前に縛られた右手首を少し返して、
お前の左手指と俺の右手指を絡める様に繋いだ。

指の間から伝わる熱が
この行為より苦しいくらいに熱くて仕方ない。


「悠………俺……っ」


熱から逃れるように
薄く目を閉じた陽介の瞼に
触れるくらいのキスをすると
悔しそうにお前ははにかんだ。


「ごめん……でも止める気ないから」


そのまま、陽介の弱い部分に
啄ばむ様に噛み付いた。


「っ…!……痛っ……ぁ…はぁ…」


「力入れるともっと辛いぞ?…力抜いた方がいいと思うけど…」


「そんなん…っ…簡単に出来るかっ…ぁ」


噛み付いた部分…赤い痕が痛々しくて。
それでももっと欲しいと思う
何かが湧き上がる様な気持ちに、
軽い頭痛が襲ってくる。

頭痛と一緒に何かを失ってしまう様な
恐怖と不安が酷く怖い。

その頭痛から逃げるように、
何度もお前を啄ばんで赤い痕をつけると
陽介が探るように声を掛けてきた。

 

「っ……悠…?」


「…もっと」


「え?…なに…を…」


「名前……呼んで…陽介…っ」

 

お前が呼ぶと引き戻される。
そんな気がする。

怖くて仕方ないのに
お前には触れたいだなんて
とても傲慢だと思う。

陽介の頭を抱えて耳を甘くなぞると、
お前の呼吸が俺に合わさるようで
それが嬉しくてソレを何度も繰り返した。


「ちょ……バカっ…お前そこばっか…っ」


「…ん……目が潤んでる…熱いのか?陽介」


潤んだ瞳。
覗き込んだお前の瞳に写った俺は
とても無様で。

それでもこのままお前に
深く溶け込みたい様な
そんな感覚が五月蝿いくらいに
脳内に響いた。

 

「もう……いいよな?陽介……」


「…っ………悠…」


ぼやけて来た感覚と上がり続ける熱に
全てを手放そうとした時だった。

 

 


「センセイ!ストップだクマーーーーーーーーーーーーーーー!!」


「「え?!クマ?!」」


完二の隣…つまりは反対側の端で眠る
クマから、まるで絶叫みたいな声が掛かる。

 

「クマも…クマも………………………クマもビフテキ食べるクマーー!!」


「「……………え?…」」

 


眉間に寄る皺。
ハモる声。

部屋に響いたクマの絶叫に
俺達の動作は全部止まった。

 

「く、クマ??おい……?」


「……全部食べるクマぁぁ…………zzzzzzzz」


「…………………陽介……クマ、寝てる…」

 

ソレは寝言の様で。
当の本人は絶叫後も、そのまま夢の中。

隣に寝ている完二も、
なぜかまったく起きる気配のないまま。

 

一番の被害?を被ったのは、
どうやら俺達の様だった。

 

 

「っ…………」


「………………悠…笑うな…今は堪えろ…頼むから……」


「………っ…ごめん…無理…」


「あーーもーーー……はーーーー………何が何だか……」


呆れ返る陽介の胸の上で
俺は肩を震わせながら笑った。

 

 


「ごめん…なんか、ダメだな…こういうの」


「え?悠?」


ひとしきり笑うと、
うらめしそうな表情の陽介に
俺は呟いた。


「なんか……お前の優しさに付け入ってる気がする」


「別に…そんなことねーよ…」


「…なんか不安で……傍に居たいなと思って」


「……悠」


「ダメだな…本当に悪かった…」


歯止めが効かないって怖い。

お前が欲しくて仕方ないなんて
それは言い訳だ。

実の所……
本当は、本当に、欲しいけれど、
今は言い訳の様に聞こえてしまう。

それくらい今の俺は危うい。

 


「不安なだけでお前を求めるなんてどうかしてる…」


「…俺は……それでもいいけどな」


「…そう…か?」


「ああ…お前が必要としてくれるなら、どんな形だっていい」

 

そんな危うい状態で、
ようやく立てている俺に、
お前は容赦なく優しさって言う
甘さを与えてくれる。

それはむしろ厳しさだよ、陽介。

 


「なんでも独りで出来ちまうお前が
      俺を頼ってくれるなんて嬉しい…」

「陽介…」


お前、それは俺を許そうってことなのか?
流石にそれは優しすぎないか?

なんでも独りで…なんて思い違いだ。

今だってお前の言葉に揺らされて、
どうしようもない俺がいるんだから。

 

「って……言ってもあんまりアレなのは…その…ダメだからな!」


「分かった、善処する」

 

優しいけれど、厳しい様な。
でも、やっぱりきっと優しいんだな。
お前は…。


口を尖らせて言ってくるお前に
俺は締め付けられるような胸の痛みを感じながら
ソレ全部が嬉しくて、絞る様に微笑んだ。

 

 

 

「あ………まずい」


「へ?!な、なんだよ」


「………解けない…かも」


「ええええええ?!な、なんだよソレ!お前が結んだんじゃん!」


帯を解こうということになって、
俺が結い目の所を探るけど、
何度か手首を返したせいかソレは
硬く結ばれてしまっていてどうにもならない様だった。


「うん…なんか硬い…すごい硬い………無理だなコレ」


「ば、バカ!簡単に諦めんな!どーすんだ!」


「俺、右手結んじゃってるしな…陽介、解いて?右手空いてるだろ?」


「そ、そんなこと言ったって、右手だけで解けるわけねーだろ!」


「ああ…そうか……………じゃあ、完二起こして…」


どうしても解きたい感の陽介からの要望に応える為に
完二を起こす旨を伝えると、大慌てで陽介自身が
引き止めてきた。


「だ、ダメーーーー!!なんて説明するんだコレ!!」


「………悪いコトしようとしてお互いに縛ったら解けなくなりました」


「ちょ、ちょっとは隠せーーー!!お前、伝達力どこやったんだ!!」


「いや…ほら…隠し事はいけないんだろ?」


「お前…根にもってんだろ?」


俺がにやりと笑って返すと、
バツの悪そうな表情で陽介が返してくる。

そんなに意地悪く言ったつもりはないのだけれど、
陽介は焦るような後悔を俺に見せた。

 


「じゃあ、このままでいいか?朝まで」


「は?!」


驚いた顔。
垂れ目がちな目を大きく見開いて声を上げる。
思ったよりも大きな声だったので
俺は陽介の口を反射的に手の平で塞いだ。

 

「寝てたら勝手に絡まって、解けなくなったからって言えばいい」


「………く、苦しすぎる」


「最初は陽介が縛ったのに?」


「笑顔で責めるな!わ、悪かったって………だってお前がさ…」

 

言い掛けて途中で止める陽介。

言い掛けて止めるのは反則なんじゃなかったのか?
でも、いいよ…だってそれがお前がしたかったことなら。

繋ぎ止めたくて、本当に縛るなんて
俺の思考にはないな…。

それがお前らしくて本当に面白い。


実際、俺はソレにまんまと引っ掛かったワケだし…


少しの悔しさを抱えた俺は、
ちょっとだけ意地悪く陽介に返した。

 

「まさか、陽介がこういうプレイが好きだったとは
 知らなかったな、次までには完璧に勉強しておくから」


「つ、次ってなんだ!つーか、プレイってゆーな!
    ううぅぅ………ま、マジでスミマセンでした…」


「なんで謝るんだ?俺は嬉しかったけど?」


「は???嬉しいのか?」


結わえられた帯が月夜に青く浮び上がって、
見たことも無い素材で出来た物の様で
見とれてしまう。

 

「陽介に繋ぎ止められているみたいだから」


「…悠……」


なんともいえない表情の陽介。

ごめん。悪かった。
迂闊だった。

本当に、今の俺は伝達力を
どこかにやってしまったみたいだ。

座っている筈なのに、
居場所が無いみたいで
ふらふらする。

帯の青さに俺はぽつりと呟いた。

 

「俺、どこか行きそうなんだろ?だったらこのままでいい」


「……」


「陽介の傍がいい…」


噛み締める様に言った言葉が
俺の中に沁み込んで来た。

俺のは依存で。
お前のは甘えで。

どちらかと言えば、
俺の方がより罪深くて、
俺の方が更に度し難い。

鈍い痛みを持つ赤い頭痛が、
再び脳髄を掠めた。

その痛みに目を細め、受け入れつつも
先程の言葉を思い出し苦く微笑んでいると、
ペコンと頭頂部を叩く軽い音がした。

 


「バカか……どこにもやるか…」


「…陽介…はは………そうだな…陽介の傍がいい」


痛みを分かち合うより
痛みを持ったまま、お前の傍で
微笑み合えたら嬉しい。

今は、そんな風に思うんだ。

楽になることだけが全てじゃないと
気づいたから。

 


夜も半分も過ぎたから、
このまま寝てしまおう?と
二人そのまま寝転がった。

繋がれたままの手首がキリキリと
締め上げて少し痛かったけれど
その痛みが現実を分からせてくれる。

 


視線を上げると白み始めた窓の外。
覆う闇が少しづつ、
逃げる様に様子を変えてゆく。


明けない夜は確かにないけれど、
いつかはまた夜が巡ってくる。

それまでに、その夜が来るまでに
俺には何が出来るんだろう。

そんなことを考えながら眠りに着こうとすると、
陽介が寝返りを打つ様にゆっくりとこちらを向いた。

 


「悠……」


「ん?陽介、どうした?」


「お前がどうしても嫌なら、隠してもいい…
 誤魔化してもいい…それこそ嘘ついたっていい…」


「………陽介…?」


「でも、独りにはなるなよ?」


「……分かった」


待ち受ける夜に、俺は正気でいられるだろうか?
それが不安で仕方ない。
それはどんなに精神が強固であっても
拭うことなど出来ないだろう。

 

「俺、傍にいるからな?」


「分かった……」


それでも独りにはさせないという
誓いの様な陽介の言葉に、
ぼんやりと風船の様に浮かんだ不安感が
ほんの少しだけだけれど、小さくなった様な気がした。

でも今の俺には、それが心の支えの様な気がして…

酷く不確かでも、嬉しい変化だった。

 

「おやすみ、陽介」


「ああ……」

 

そのまま俺はまるで
この上なく優しく眠りに着いた。


「おやすみ…悠」

 


それは久しぶりの深い眠りだった様に思う。

 

 

 

 

 

翌朝。

部屋の布団の上には困惑した表情の完二と、
真っ赤に茹で上がった陽介と、
なんだか酷く満足した俺が居た。

 

 

「どーやったらこうなるんスか…………」


「さあ、俺達にも分からない…な?陽介?」


「う、ううううぅぅぅ…そーです…わ、分かりません……」


まともに顔も上げられないくらい
真っ赤になった陽介が可愛くて、
俺はわざと言葉を振る。

 

「………なんか意図的に縛ったような
             感じがするんスよね…」


「なななななななな、何言ってんだ!
  ししししししし、縛ってねーーーよ!!」


「…なんでソコに反応するんスか…」


「はは…陽介は可愛いな」


「お、おま…っ…もういいから早く解けーーー!!」


明らかに怪しい視線を投げかけられて
陽介は完全に挙動不審になっていたけれど
俺は昨夜の陽介の言葉が嬉しくて。


「陽介…陽介……」


「ん?なんだよ?悠?」


「赤いの…見つからないといいな?」


「へ?なんスか?赤い???」


「ば、バカ!!!!悠!おま…っ…お前最低だ!!」


咄嗟に陽介が昨夜の痕の辺りを手で隠した。
ソレは浴衣で見えなかったのに、
陽介の反応が余りにも良くて、
逆に完二が怪しみ出した。


「?…なんスか…ソレ………」


「ち、違う!全然違う!そういうんじゃねーーーー!
        いいいい、いいから早く帯、解いてくれ!!」


「……まだ何にも言ってねぇじゃねぇか……」


「はは……」


完二が帯を解いてくれている間、
ジタバタと動く陽介に寄り添って
昨夜の誓いの様な言葉を
奇跡を思うみたいに反芻しながら、
その体温を楽しんでた。


Fin

 

 

おおやっと終了;;;
長くて二話に分けちゃいました;;
それでも長い;;スミマセン;;
しかもお待たせしてスミマセン;;

アニメからなんですが…
こうね、文化祭の前に手紙を貰ってる状態で、
ずっと番長は黙ってたのかなー?とか…
それであんなに文化祭と旅館と
はっちゃけたのかな?とか
同人的な妄想をしました…(ぐはぁぁ)

そしてそして…致してないので;;
ギリ微エロ扱いで;;;;
だ、ダメ???;;;;;;((;´Д`))ひいい;;

楽しんで頂けたら倖い。
 

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