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【君と僕と好きと嫌いと】

お昼休み。

屋上

弁当

カッコいい


※ギャグちっくなのでお嫌な方は回れ右ー;;

な感じで。
いってらっしゃいませ。


以下、拍手お礼~(該当者様反転推奨)


arisaさんへ

コメントありがとうございますーーー(*´∀`*)ノ
きゃーー(*´∀`*)ノいらっしゃいませvvvv
前回の番長の●●弁当に衝撃を受け(笑)
唐突に書いてしまいましたwww

実際は、陽介は番長より少し低いくらいが可愛いなvと。
私の予想では番長の方がまだまだ、ビヨビヨ伸びそうな
気配がしてます(苦笑)

拍手[2回]












八十神高校。
昼休みの屋上。
 


「あ、コレ嫌い」

「コラ」

悠が作ってきた弁当を
二人で分け合って食べている最中のこと。

俺が嫌いなモノを避けると、
悠がまるで子供を叱るみたいに言ってきた。

 

「なんだよ…いいだろー」

「ちゃんと食べないと大きくならないぞ?」

「う、うっせーな!!俺よりちょっと背ぇ高いからって…」


なんだよ…いいじゃんかー
と、口の中で呟くと、悠が仕方ないなと
苦笑しつつ言った。

 

「仕方ないな…じゃあ、ほら、あーん。」

「ば、バカかーー!!するか!!そんなこと!」

「いいから、ほら。あーん。」

「出来るかーーーー!!」


叫ぶ俺を見ながらも、
落ち着いた様子でにやりと笑うと
今度は違う具材と挟んで目の前に差し出した。

 

「ほら、陽介が好きなモノと挟んだから、食べられるだろ?」

「ぎゃーーー!!好きなモノと嫌いなモノと一緒にするなー!!」

「文句言わない。ほら食べる。」
 

そういうと、半ば強制的に
食べさせられた。

ぬ…意外といける…

と、ゆーのは黙っておこう。

だって悔しいから。
 


「俺としては陽介にはもう少し伸びて欲しいんだよな…」

「な、なんでだよ…」

悠はそう言うと、再度俺の嫌いなモノを俺の好きなモノで、
器用に箸で包み込むと、俺の目の前に差し出した。

そうして俺にまた一口食べさせると、
はにかむように笑って答えた。

 


「たまにはさ、上からハグして欲しいなー…とか。」

「ば、バカか!!お、お前が屈めばいいだろ!!」

「え?屈むの?俺が?」

「スミマセン………」
 

俺の言葉に反応した悠が
怪訝な様子で聞き返してくる。

うん…だよね…それ違うよね…
そーいうシュチュエーションがいいんだよな…

目を逸らす俺をまっすぐ見ながら
悠は次を続けて来た。


「俺としては、このまま止まってもいいくらいなんだ…」


ぬ!高身長め!自慢か?!

そう思っていたら、悠がふっと
優しい表情になって言った。

 

「実はさ、大人になった陽介がとっても楽しみなんだよな…」

「な、なんだそれ…………」

「いや………きっと、すごくカッコよくなってると思うんだよ」

「は?!」


目の前で繰り出される言葉に、
俺は文字通り固まった。

カッコいい??誰が?そもそもどの辺が???
俺に●身合体でもさせる気なんだろうか?コイツは…

どうせなら、●●無効とかお願いします。
いやいや…そうじゃなくて…


あの、スミマセン…鳴上さん?
ガッカリ王子の名は伊達じゃないんですけど…

 


「うん…多分、間違いない」

「お……お…………お前っ………」

「きっと世界一カッコよくなってると思う」
 

まるでオットセイのように
くぐもった発声で呻く俺。

反対にものすごい笑顔で
断言してくる悠。

 

「うん!だって陽介だしな!」


「………………」

 

コイツ本気で俺を、
●身合体させる気なのかもしれない…

マジヤバイです…

このままでは合体材料に…
いやいや…そうじゃなくて…

つーか、何をどう変化させたら、俺が
お前が思い描く様なカッコいい俺になってると
思えるんだ?????

たまーに思うんだが、コイツはセンスとゆーか
色々と感覚が一般的にズレている感じがする。

まぁ…ぶっちゃけ、悪い気はしないんだけど…

まぁ、ぶっちゃけ、超嬉しいんだけど…

 

自分自身が真っ赤になっているのを
自覚しながら、悠を仰ぎ見た。

その姿はキラキラとまるでオーラがその身を包むように
楽しげに、そして神々しく微笑んでいる。

そして悠は、箸で再度『嫌いなモノ&好きなモノ』サンドを
俺の前に突き出した。

 

「だから、嫌いなモノも食べような!きっと明日のお前を作る糧になるぞ」

「お、お前…実はそれがやりたいだけじゃねえのか?!」

そして、再度先程の展開に。

ぬう!!
このままでは良い様に
食べさせられてしまう…!

俺は一計を案じた。

そうだ…そうだ…これがいい!!

 

「じゃ、じゃあ…今度は俺の番だ!」

「え?」

「ほ、ほれ…悠、あーん…………」

今度は逆に俺が持っていた箸で
適当な具材を取り、悠の目の前に差し出した。
ちょっと…いや、かなり恥ずかしいけど、今は我慢我慢…

そして、余談だが…
コイツには好き嫌いはないらしい…

 


「ほ、ほら…悠…」

「…………………」

やった!してやったり!
絶対嫌がるぞ!!とか心の中で俺が
バンザイ×100位していたら、
にっこりと笑った悠が何の躊躇も無く、
俺が差し出したおかずを、
俺の箸から食べた。
 

 

「うん…旨いな…また育ちそう」

「え?…え??あれ??」

例えるなら、そう…
すっごいすっごいすっごい嬉しそう。
いや、例えられてないけどさ…


なんかもう本当、嬉しそう。


ええっと………すなわち
俺の負けってヤツですか????

楽しそうに次を求めてくる悠に、
言われるまま次を差し出してしまう俺。

 


「悠………う、旨いか?」

「旨いよ。陽介からだと、より一段と旨い」

「そ、そっか………よ、良かったな……??…」

あ、あれ???あれ??

もくもくと食べ続ける悠。
思考が停止したままの俺。

釈然としない感触が襲い来る中、
俺は箸を置いて立ち上り、空へ向って宣言した。
 

 


「く、くっそーーーーーーーーー!!絶対伸びてやる!!」

「期待してるから」


叫ぶ俺を見ながら、悠は楽しそうに微笑んだ。


Fin










急いでアップ~~
日常の風景みたいな。

ギャグちっくですみません;;

楽しんで頂けたら倖い。
 

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