Polaris
【嘘つきな君と寂しがりの僕】
二人とも大学生です。【鳴花】
※同居してる設定でございます;;
星空
寂しい
携帯
な、感じで。
いってらっしゃいませ。
以下、拍手お礼(該当者様反転推奨)
arisaさん
こんばんはーー!
いらっしゃいませ(*´∀`*)ノ
陽介なら考えそうですよね!(笑)
なんか絶対、正座して怒られてる様子が目に浮かびます(笑)
冗談が過ぎて怒られないかと不安でしたが
楽しんで頂けて本当に良かったです(つДΤ)
もっといちゃこらしたのを書きたいのですが
なかなか上手くいかず;;;;;;;
私の方がarisaさんの創作見習いたいですよ(≧△≦)ノシ
場面転換とか台詞回しとか色々;;;
あ!SCCはオフというかオンデマンドで出ます~v
(去年の夏に出した月日R18と同じ装丁?です~)
月日のR18と鳴花の全年齢(笑)でvvvv
頑張りまーーーす!(*´∀`*)ノ
コメントありがとうございましたvvv
「ただいま、陽介って…そうか居ないんだった…」
鍵を差込み扉を開けた先に
望んだ姿はいなかった。
確か、泊り込みで
サークルでなにかやるとか…
なんだったかな…
その中身が何かより、
陽介が居ないということに
酷い寂しさを覚えた。
「夕飯…どうするかな…」
何気ない言葉と一緒に
溜息が漏れ出てしまい
そんな自分に苦笑する。
薄暗い部屋の廊下を進んで
リビングへ入ると、主不在の
ソファが寂しげに佇んでいた。
いつもならそこに座って
ゲラゲラ笑いながらTVを見ている姿がある。
その隣で読書をしていると
実は些か五月蝿いのだけど、
それもお前が居る証みたいな感じがして
嫌いじゃない自分が居た。
「……なんか…疲れたな………」
まるでそのぬくもりを探すみたいに
ソファへと腰掛けて、
カーテンの隙間から夜空を見た。
「意外と星…見えるんだな」
大学へ進んで、一緒に住み始めて。
目まぐるしく変わる環境と、
陽介との生活と。
振り返ると、独りになるのは
かなり久しぶりなのかもしれない。
いつも傍にあった姿が
一日無いだけでこんなに寂しいなんて
本当に俺は贅沢に出来てる。
何十日も会えない時もあったのに…
たった一日だけなのに、
こんなにも寂しくて仕方ない。
本当に贅沢に出来てる。
どうしようもないな、俺は。
「夕飯とか…もうどうでもいいかもな…」
本当は腹は減ってる。
でも動く気にならなくて。
虚ろに天井を眺めて
また一つ溜息を吐くと、
まるでそれを見透かしていたみたいに
携帯電話が鳴った。
ディスプレイを見ると
予想通り陽介からだった。
「おー!悠!元気か?」
「…うん、まあまあかな」
暢気な声。
今は休憩中だと言う。
その声に暖かい何かを感じて
思わず顔が緩む。
声を聞けただけでこんなに
嬉しいなんてまた俺は
本当にどうしようもない。
「そうか?…実は俺が居なくて
超ー寂しくて仕方なかったりするんじゃね?」
なんか挑発的だな。
でもあながち間違っていない所が少し悔しい。
カーテンの隙間から見える
星をぼんやり眺めながら
俺はぽつりと呟いた。
「………………………………寂しいよ」
「え?…」
「寂しい…寂しくて仕方ない」
望んだ姿が部屋に居なかったことも、
お前が居ないソファに独りで座ることも、
灯りの点いていない部屋で暗い夜空を眺めることも。
本当は嫌で仕方ない。
早く帰って来い。
頼むから。
「…えっと…悠…」
「早く帰って来い…俺、待ってるから」
アルコールが入っているわけでもないのに
やたら素直に俺が言うと
陽介は言葉に詰まった様に唸った。
「っ……………………………」
「?…………陽介?」
様子がおかしい。
せっかく素直に心を吐露したのに。
もしかして、そちら側で深刻な事態が?
「陽介?どうした?何かあったのか?」
途端心配になって何度か呼びかけるけれど、
返事は返って来なくて。
ヒヤリと背中を掠める嫌な予感に
俺は思わず立ち上がり、
陽介の通う大学へと向おうと
上着を取り玄関へと出た。
「なんちゃって!じゃーーーん!ただいまーー!」
「…………………………陽…介…?…」
途端、けたたましく開かれる玄関扉。
なぜかそこには望んだ姿が居た。
その姿を見た俺は生まれて初めて、
携帯電話を取り落とすという事態になった。
カラカラとドラマで聞いたみたいな
音を立てて携帯が廊下へと落ちる。
「ハッピーエイプリル!つーわけで帰って参りました!」
「………………………………」
「お前驚かそうと思って、
仕掛けてみたんだよなーいやー…」
「………………………エイプリルフール??……」
どうやら、エイプリルフールの冗談だった様だ。
冗談?…………
俺は僅かな時間でも
こんなに寂しい思いをしたというのに…。
呆然とした意識で
視線は陽介を捕らえたまま、俺はゆっくりとした動作で
落とした携帯を拾い上げ無事を確かめると
腰のポケットへとしまった。
「こんなに素直に寂しいって
言ってくれるなんて思ってなかったよなー…」
「……………………………………………………」
「いやー俺って愛されちゃってるなーって……あれ?悠?」
「…………………………………」
なんだろう…帰ってきてくれて嬉しいはずなのに。
なんかもう…その犬みたいな可愛い笑顔が…
なんか………腹立つ。
「え?…うわ!な、なんでイザナギ?!え?ちょ…」
「おかえり陽介……いいから…とりあえず………そこに座れ」
陽介を玄関の中に入れると、
土間状になった玄関を指差した。
自分でも判る位に
声が部屋中に低く響く。
いつの間にか、背後にイザナギが浮び上がっていた。
そしてイザナギも俺と同じように
玄関を指差して頷く。
「え?え?…………ちょ、わ、悪かったって!悪かった!」
「陽介…いいから、そこに座れ」
「ま、待て…ちょ…うわあぁっ…ぺぺぺ、ペルソナぁっ!」
咄嗟に陽介がスサノオを出して構える…が
なぜかスサノオも少し怯えている様で
若干へっぴり腰だ。
そのうち耐え切れなくなったのか、
スサノオが陽介の背後へと隠れた。
「ちょ…スサノオ…おまっ…なにやって…って…
うわぁぁぁぁぁぁぁ…悠!ちょっと待て!」
「………待たない」
ゆらりと揺れる俺とイザナギ。
俺は陽介とスサノオに向けて
にっこりとこれ以上ないくらいの
笑顔で笑いかけると言った。
「今のお前は弱点が無いからな…全力で行く」
「え?なに…チェンジって…ちょ…それ…ロキ…っ
うそぉぉ……す、すんませんでしたぁぁぁぁ!!」
望んだ姿が部屋に居なかったことも、
お前が居ないソファに独りで座ることも、
灯りの点いていない部屋で暗い夜空を眺めることも。
本当は嫌で仕方ない。
お前が居ない部屋は俺には広すぎて、
それが寂しくて仕方ない。
お前が欲しくて仕方ない。
だから、今夜はずっと傍に居てもらうから。
「大丈夫だ、陽介…今夜一晩離さないだけだから」
Fin
おいおい…この間の連載の
続きはどうした?って感じですよね;;
すみません;;マジで;;;;;;;;;orz
アレはちょっと時間掛けたいっつーか…;;;
( ゜∀゜)=◯)`ν`)・;'.、
折角のエイプリルフール当日に
乗っかれなかったのですが;;今更UP;;
ペルソナは単純に速さで考えて書いたので;;
こう…耐性とかね…考えてなくてスミマセン;;
脳内変換でお願いしますっ!!;;
(ジャンピング土下座)
楽しんで頂けたら倖い。