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【君と僕との秘め事を】

明けましておめでとうございます!(*´∀`*)ノ
今年も宜しくです!!
元旦主花創作:社会人編ですー。
※ちょっとだけP4Gネタございますので、お嫌な方は回れ右ー;

盛大

初日の出

運転

な、感じで。
いってらっしゃいませ。
(なんかタイトルがイマイチで;;うーん;ぐるぐる><;;)
た、タイトル変えました…;;スマンです;;


以下、拍手お礼です(該当者様反転推奨)



arisaさんへ

返信が大変遅れて申し訳ないですーー;;;
ごめんなさいーーーー(Τ△Τ)
読んで頂きありがとうございます!!
何も考えないで書いたらあーなったとゆー(苦笑)
もうこの後の展開はご想像にお任せしますー(笑)
なかなかセンセイがけなげに頑張っていたので
年末ご褒美的な勢いでvvvv

こちらこそコメントありがとうございました!
(*´∀`*)ノ
ではでは~vvv

拍手[5回]

 









「だから、陽介の運転は嫌だったんだ…」
 

「い、いいだろーー! た、たまにはな?」


小休止のために立ち寄った俺達以外誰もいない
山道脇の駐車場で、二人同時に溜息を吐いた。
 

社会人になって数年経った元日。
初日の出でも見に行こうか? って
無計画に出掛けた深夜。
 

結果、陽介の凄まじい程のペーパードライバーっぷりに
俺は久しぶりの軽度の車酔いを体験した。
 

いつもは俺が運転しているから
陽介の所定の位置は助手席なんだけど
今日はなぜか『どうしても運転する!』 
ってきかないから任せたのだけれど。
 

なかなかどうして…
まったくもって驚くべき運転能力だった。
 

 

「なんで今日に限って…」
 

「だ、だってさ…お前にいっつも任せっきりじゃんか…」


たまには俺だって…と
口の中でモゴモゴするから
俺はなんだか可笑しくなって笑ってしまう。
 

なんだ、そんなこと考えてたのか。
 


「いや、結構役得なんだよ…俺にとって運転って」
 

「は? や、役得? な、なんでだよ…」


途端、目を大きく見開いて聞き返してくる。
 

俺の方は実の所、何処に出かけるにしても
帰りは必ずいつも隣で深い寝息を立てる
お前の寝顔目当てで運転してる…なんて。
 

そんな役得。
 


「んー…秘密です」
 

「んだよ、ずりーじゃん…それ」
 

「だな…」


ずるいよな、これは流石に。
俺だけ役得だしな…と、いいつつニヤニヤしてしまうから
陽介はますます不貞腐れてしまった。
 

慌てた俺は、なんとかそれを誤魔化すように
話題を別の方向へと切り替えた。
 

 

「そーいえば、ダンジョンでの救援の時も
         運転がアレでバイクがバラバラに…」
 

「な?! ち、ちげーっつの! アレはだな!
 アレはその…アレだ! あ、あーいう助け方なんだ!」
 

「……あーいう助け方??」

 


ダンジョン内でバイクで駆けつけて来てくれた時の
あの惨状を思い出して思わず噴き出した。

 


「わ、笑うなー!」
 

「だって陽介…」
 


他の誰よりも、とんでもないスピードと衝突の仕方で
敵シャドウへと突っ込んでいった姿は
最初に見た時にはとても驚いたのを覚えている。

 

あまりのことにバトル終了後、駆け寄ろうとしたけれど、
本当に風の様に逃げ去って?しまったので
あのままになってしまっていた。

 


「そういえば、あの時ケガとかしなかったか?」
 

「し、してねーって…んだよ…どうせカッコ悪ぃ助け方でしたねー」
 

「そんな風には言ってないだろ…」

 


まったく…どうしてそうなるんだ?
俺は一つ溜息を吐くと、ドアを開けた。
 

外の空気を吸う為に二人一緒に車を出ると
冬らしい寒風が一気に吹いてきて髪を揺らした。
 

寒さに少し体を震わせると、
こつんという何かが当たる様な感覚が肩に降ってくる。
見ると、陽介が真っ赤な顔をして
俺の肩へと自らの額を付けて唸るような様子で
上目使いで俺を見ていた。
 


「陽介?」
 

「あ、あん時は、あんまカッコ悪ぃから…恥ずかしくて…」
 

「え? カッコ悪い?」
 


俺が陽介の言葉に絶句していると
陽介はバツが悪そうに下を向くとボソボソと
隠すように呟いた。
 


「い、いや…だから…その…」
 

「ん?」
 

「あん時は、心配だったから…手元が狂ったっつーか…」
 

「は??」
 


心配? 何を??
予想もしてない言葉に俺が今回二度目の
絶句をしていると、真っ赤な顔した陽介が
肩を怒らせると叫んだ。
 


「お、お前が俺に助けてくれーなんて、滅多にねーし!
 なんかあったんだってビックリして! …だ、だからその…慌てたっつーか…」
 

「……ええと…」
 


つまりは…あの惨状は…
俺が救援頼む! って言ったから心配して慌てて来てくれて…
で、そもそもぶつかるつもりは無かったんだけど
手元が狂って? 見事盛大に敵シャドウへとぶつかったと…。
 


「あの…ええと…陽介」
 

「うぅ…なな、なんだよ…」
 

「あ…ありがとうござい…ます?」
 

「な、なんだその言い方は?!
  こ、心がこもってませんよ?! 悠さん!」
 

「い、いや…心はこもってるんですけど…」
 


俺は手で口元を隠すと、『ありがとう』って
陽介へと再度感謝の言葉を口にする。
 

ニヤニヤとしてしまう口元は
なんとか必死に隠しているんだけど
きっと目は笑っていたんだろう。
 

そんな俺を見た陽介は、
また肩を怒らせると叫んだ。
 


「わ、笑うなーー!」
 

「違う…そうじゃなくて…」


俺を心配して駆けつけてくれて、それで手元が狂ったなんて。
陽介にしては、すごい魅惑的な殺し文句というか。
 


「まぁ、お前にとっちゃ…俺の助けなんか大して
 役にも立たなかったかもしんねーけどな…」
 

「そんなことないよ…なんでそんな風に言うんだよ」
 


そんなことない。
そんな考えどこから出てくるんだ陽介は。
俺が少し飽きれて陽介へと言うと、
慌てた様子で陽介は言い募る。
 


「だ、だってさ…メンバー外されて、入口で待たされて…
       んで…すぐに救援! とかになったらさ…っ」
 

「うん…わかってる、だよな」
 


分かってる、俺だって不安になる。
何かあったのか? と心配でたまらなくなる。
不安で、心配で、駆けつけたくなる。
きっと誰より早く。
 

 


「すごい、心強かったよ」
 

「え? …そ、そうか?」
 

「うん」
 


陽介が来てくれるって
呼び声だけでほっとしたりして。
 

必死の形相で運転してくる様子に
少し驚いたりもしたけれど
その姿が俺にとってどれだけ心強かったか。
 

お前はきっと知らない。
 

 


「うん、ヒーローみたいだったな」
 

「は?! ひひ、ヒーローって…
    おま…恥ずかしすぎんだろ!」
 

「そうか? えっと…じゃあ、姫?」
 

「んでだよ! 誰が姫だ!」
 

「どっちがいいんだよ…」
 


まぁ…バイク、バラバラだしな。
なんて茶化してみると益々顔を真っ赤にして怒るから
俺はまた悪いクセが出てからかってしまいたくなる。
 

でも、今日だけはちょっと我慢してみようか?と思う。
 

なんてったって俺のヒーローが
俺のために必死になって
駆けつけて来てくれてたらしいから。
 


「改めて…あの時はありがとう、陽介」
 

「う…ど、どういたしまして…」
 


おかしな感じでお互いに向かい合い頭を下げる。
 

そんなお互いの様子に、二人とも噴出してしまって
盛大に声を上げて笑った。
 

すると、横から眩しいくらいの
陽光が差し込んで来て、一瞬視界を奪われる。
 

 

「あ、初日の出…」
 

「うぇ?! 嘘?! もうかよ?!」
 

「まぁ、ここでもいいんじゃないか?」
 


見られたんだし。って俺が言うと
陽介は不服そうにしながらも
『まぁ、二人一緒だしいいか…』って呟いたのが聞こえた。
まさか、俺に聞こえないとでも思ってるんだろうか?


こんなにもたくさんの
俺が喜ぶ秘め事をお前が晒してくれるから、
その距離が嬉しくて、俺もお前にとっておきの
秘め事を披露しようか?
なんて、そんな気になってくる。

俺は一つ、ニヤリと笑うと
陽介へとワザと興味を引くように言ってみた。

 


「陽介…さっきの役得の意味、知りたいか?」
 

「え? お、おう! 知りたい! 教えろ! 今すぐ!」
 


そういって俺へと無邪気に笑いかけるから
俺はその耳元で役得の正体を囁いた。
 

意味を知ると、真っ赤になる顔に
俺はこの上なく満足してまたニヤリと笑う。
 


「…な、なななな、なん……お、おま…エロい!」
 

「失礼だな…けなげだと褒めて欲しいくらいですよ?」
 


途端、逃げようとする陽介の手を掴んで引き寄せると
後ろから羽交い絞めにする様に抱きしめた。
 

すると、急に大人しくなるから
俺はまた笑ってしまう。
 

 

「陽介…帰り、俺が運転していいか?」
 

「う……ね、寝ねーからな?」
 

「それは残念」
 


ぜってーぜってー寝ねーから! なんて
向き直ってまで宣言するから
ちょっと悔しくなって俺も言った。
 


「俺の楽しみ取らないでくれ」
 

「ば、バカか…っ」
 

「まぁ、無理だと思うけど…」
 

「んなワケねー! ぜってー寝ねーから!」
 


そう宣言する姿に俺は苦笑して
『はいはい』って答える。
きっと無理。絶対に無理だから。
 

だってもう陽介の手が暖かくなってるから
これは眠たいサインです。
 

そう囁いたら慌てた様子で
手をヒラヒラさせて冷まそうと必死になる。
 

それを見た俺は、また盛大に噴き出した。
本当にお前は面白い。
 

俺の腕の中でジタバタする
この可愛い人をなんとか宥めようと
俺はまた囁いた。
 


「そんなお前が可愛いので、
   いまここでキスしていいか?」
 


勿論、盛大に怒られたけど……。
 

 

 


そのあと暫くして、
エアコンがよく効いた
心地よい車内。
 


「ほら…無理だって言ったじゃないか」
 


そう俺が呟くと、助手席で
気持ちよさそうに眠る陽介が
小さく身じろぎする。
 

一旦、車を路肩へと止めると
後ろに投げてあったコートを
陽介の体へと掛けた。
 

気持ちよさそうに眠る姿に
なんだかこちらまで
心地よくなってくるから不思議だ。
 

その無防備な姿に108の煩悩はそれだけで
吹き飛ぶような気がする。
 

いや…逆か。
 

 

「陽介? 起きないのか?」
 


そう言って、無防備な頬へと
触れるくらいのキスをしたら
また小さく身じろいだ。
 

それでも、何度も何度もキスをすると
とうとう身じろぎもしなくなって
大人しくされるがままになる。
 

……まずい、止まらなくなりそうだ。
 

思わず動作を止めると
俺の気配に気づいたのか
陽介の瞼が薄く開かれた。
 


「…ん? 悠? …って、お、おま…」
 

「あ…起きた」
 

「おお、起きたじゃねー! 何やって…」
 

「ん? 何って……役得?」
 

「ば、バカかーー!」
 


そして、また盛大に怒られるんだけど
先程よりもちょっとだけガードは緩い。
 


「寝てた陽介が悪いんじゃないか」
 

「そ、それにしたって…ねね、寝込みを…っ」
 

「はいはい」
 


そういってまたひとつキスをする。
笑いかけると真っ赤になって
止まるから、それが良くて
またひとつキスをする。
 


「ちょ…ま、待てって…悠…っ」
 

「ダメだ…もう無理」
 


もう止まるとか、止まらないとか
もう色々難しいことが無理そうな俺は
最後忘れない様に陽介へと囁いた。
 


「陽介、明けましておめでとう。今年もよろしく」
 

 

 

Fin








 

お疲れサマンサーー!!(目逸らし)
が、元旦主花創作でした;;
突発で何も考えてなかったので
なんだか纏まりが;;;;;
す、すみませんーーー;;;
ち、チューまでです!た、多分…;;
紛らわしくてすみません;;;;
( ゜∀゜)=◯)`ν`)・;'.、

陽介が救援に来てくれた際の
あの様子がもう…私的にビックリで(苦笑)
『あの子、ふっとんだーーー!;;;』って(笑)
行方がすごく心配に…(笑)
そしてバイクの修理代も心配に(笑)

楽しんで頂けたら幸い。
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