忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

春コミ主花新刊R18本【シンボル・エンカウント】

春コミ新刊の主花R本です。
初めての行為後、ぎこちなくなってしまった二人。
さらに鳴上の普段様子もおかしくて…?

※R本ですのでご購入の際には
年齢を確認させて頂くことがあります。
あらかじめご了承下さい。


起・承・結とそれぞれの章?別に
サンプルをUPしました。
(あんまり細かくUPすると、
何が何だかわからんと思うので、3分割で;;)


拍手[1回]






「ちょ…待っ…悠…っ」
「ごめん、待てない」
「だって…っ…痛…っ」

無理のない様にしていたけれどヌルヌルとするソレは痛みを
少しだけ弱めただけで、全てを取り去ってはくれなくて。
初めて感じる強い痛みと質量の感覚に、俺は喉の奥から
空気が漏れる様な声を上げる。

「っ…痛…も、ダメ…っ」

押し込まれる感触に体が逃げようとして腰が浮くから、
不自然な体勢になってしまい更に痛みが増して来る。

いつの間にか俺の目から涙が溢れていて、肩はガタガタ震え
組み伏せられたままの下半身は痛みの為か上手く動けない。

「っゆ…う……ホント…っ…ムリっ」
「陽介…っ」

俺が、子供が嫌々をするみたいに首を左右に振っているのに、
それに反応しないままの悠の目は、ぼんやりとした色でいて。

未だ突き進んでくる感触が痛みを更に伝えて来て、
体中をビリビリと痺れさせた。

「っ…ゆう…ぁ…」
「っ……」

夢中なのか、俺の声が聞こえていないのか、悠は俺の左の
大腿部を更に開かせると腰を強く押し付けて来る。

「ひっ…やぁ…っ…ゆうっ…」

鈍い音を立てて侵入してくる質量は今の俺にはつらすぎて
なんとか痛みをやり過ごそうとしていると、感じたことの
無い感覚が俺の下腹部へと湧いてきた。

「ぁ…なに…こ…れ…っ…あぁ…っ」

突然始まった打ち付けられる振動が、体全体を揺らして
引きずられるみたいに背中が床を擦るんだけど、俺はそんな
ことより繋がった部分から来る知らない感触に震えだした。

「や…まって…ま……っ…ぁ…」
「っ…陽介」

その感覚に俺は声を上げるけど、悠は止まってくれなくて、
必死で悠の袖に捕まると俺は何度も制止を懇願する。

「ゆう…っ…止まっ…て…っ…止ま…あぁっ」
「…っ」

重なるほどに響く鈍い音が、擦れる感覚を倍増していく。
なんで止まってくれねーんだ? こんな悠、俺知らない…っ。
俺を無視して動き続ける悠に悲しくなって、再度悠を呼ぶ。

「うぁ…やっ…止まっ…ゆう…俺、おかしくなる…っ」
「…っ」

やはり声は届いていないのか、悠はまだ動き続けていて。
擦れる感触が、悲しいのと痛みと同時に体感したことの無い
真っ白な疼きを伝えて来て、俺は恐怖の余り泣き叫んだ。




昇降口で捕まったのは海老原だった。
相変わらずの高飛車な様子に若干引くんだけど、そういえば
コイツも悠と付き合いがあった…と声を掛けて今に至る。

近頃の悠はどんなだ? とか、色々聞きたかったんだけど
どうやら海老原にも不満がある様で捕まった途端
愚痴聞き係りにされてしまった。

「いつもならもっとちゃんと…って、ちょっと聞いてるの?」
「お、おう…」

先日、悠と出掛けた時にどうやら悠が上手くエスコート
してくれなかったらしくて…それがとか…なんとか。

なんて贅沢な悩みだ…と、心の中で呟くんだけど、
でも考えてみれば俺の悩みこそ、贅沢なんじゃないか? と。
そう思うと、俺はぐっとこらえつつそのまま聞き続けた。

沖奈で買い物をして軽く食事をとって、他も色々見つつ…。
そんなまるでデートみたいなコースを目の前で披露されるん
だけど、どうやら中身は荷物持ちに近い形らしくて。

海老原の望んだコースに文句も言わずについて行ってる悠を、
容易に想像出来ない俺には話し自体が新鮮だった。
自分で道を決めて進むタイプだと思っていたから、
人の言う通りに後をついて行く悠なんて想像も出来ない。
俺がぼんやり聞いていると、海老原が次を投げ返してきた。

「だってさ、誰かの代わりは嫌じゃない?」
「え? 代わり?」

俺が驚いて声を上げると、海老原は溜息をついていった。

「アイツなんかおかしいってゆーか…誰か埋めてくれる人
     探してるみたいで、フラフラしててイラつくってゆーか」
「埋めてくれる人…」

まただ、何が足りないんだ?
お前が必要としているのは何なんだよ?
また俺の知らない悠が前に出てきて、俺は無意識に唸る。

「その本命? は誰なのかなんて知らないけど、アイツに
     あんな情けない顔させるくらいの相手って見てみたいかも」
「……そ、そうか?」

本命…本命はココにいる…ハズなんだけど…。
それは本当に俺なのか? 悠は隙間を埋めに来ないのに。
それに俺は一度、悠を拒否してるから…一番しちゃいけない
時に拒否して…今は自分がアイツから避けられてて。

いざ悠がおかしいって時には必要とされていない……。
なんだよそれ…もう俺なんていらねーんじゃねーか。

「そ、それってお前じゃねーの? 海老原」
「は? んなわけないじゃん。アンタ馬鹿じゃない?」
「ば、バカって…」

海老原は飽きれた様に髪をかき上げて溜息を吐くと、
俺へと向き直り言った。

「出会った時から、あたしのことなんて見てなかったわよ」
「え…そうなのか…?」
「そうよ、全然ダメ。遊び友達程度だったし」

途端、自信満々だった表情が崩れて苦笑い。
海老原と悠が出会ったのはいつだったんだろう?
俺とこういう関係になってから? それとももっと前?
タッチの差ってヤツだったんだろうか…。

「なんで今度はアンタが情けない顔してんのよ…」
「あ…いや…なんでもねー…」

『遊び友達』って単語が今の俺には深く響いて。

アイツは俺に本気だったんだろうか? なんて、
バカバカしくて、どうしようもないことまで考えてしまう。
そんな俺の心中を知ってか知らずか、海老原は次を促した。

「ふーん…さっさとアイツんとこ行ってやったら? 
       きっとまだ情けない顔して突っ立ってるんだろうから」
「え…俺が? 俺なんかじゃダメなんじゃ…
            なんかもう……必要とされてないっつーか…」
「はぁ? じゃあ他の誰なのよ? 親友なんでしょ?
            ちゃんと元通りに使えるようにしてきて」

じゃないと買い物もままならない…なんて高慢な態度で言う。
けれど最後、とても難しい表情でこちらを見ると、
泣きそうな、または悔しそうな…そんな表情で俺へと言った。

「あたしじゃダメなの。だからアンタ。アンタが適任で、
   アンタしか出来ないの。必要とされてないのはあたしだわ…」
「海老原…?」





悠の部屋に入った途端、お互いに何度も何度もキスをして、
まるでなだれ込むみたいに畳の上に俺が寝転ぶと、
悠が俺の首筋を舐めてきた。

「ひゃ…っ」
「この間は少し焦ったから…今日はこういうのちゃんとする」
「ば…そ、そーいうのは口にしなくていいんですう」

俺が真っ赤な顔して反論すると、悠がそれを嬉しそうに見た。
そしてまた舌が首筋へと触れてくると、手はいつの間にか
俺のシャツをたくし上げていて、確かめる様に腹部を撫でた。

「ひゃっ…バカ、そればっかすんな…っ」

首筋の唇は、またついばむみたいに甘噛みしてきて、俺は
痺れる様な甘い感覚に声を上げ、何度も反応してしまう。

「ん…ちゃんと感じてきたか?」
「だから、そ…いうの…口に出すなって…言っ…ぁっ」

首筋だけじゃなくて、色々な場所を指と唇で刺激されて
俺は与えられる熱にされるがままになってしまう。

「あ…はぁ…っ…痕つけるな…ぁ…っ」

きつくついばむ様に首筋を吸ってくるから、衣服の端、
ギリギリ見えるか見えないラインに赤い痕が残る。
それはチリチリと燃えている様に熱かった。

「悠、次っ…」
「ん……」

悔しくてなんとか目を開けると、俺は悠に次のことを促す。
悠はそれを見て苦笑し、その後少しだけ戸惑った様子で
触れる動作を止めると、ゆっくりと俺のベルトに手をかけた。

いたわるみたいに触れられる感触が逆にゾクゾクする。

「あ…はぁ…っ」
「陽介、どうだ? ダメ?」
「ダメじゃ…ない…っ」

ゆっくりとした手つきで慰められる行為に背筋が震えた。

「こっちもいいか?」
「え…こっちって…ちょ…っ」

元々寝転んでいたから、ソコには簡単に触れられた様で。
俺が体を強ばらせると、ゆっくりと確かめる様にして
指を入れて来る。

「陽介、痛いか?」
「痛くない…大丈夫だからもっと…ふぁっ」

爪で内部を傷つけることを気にしているのか、指の腹で
壁面を刺激しつつ突き進んで来るんだけど、責めは執拗で。
二か所同時に責められる行為に、喉の奥から喘いでしまう。

「あ…はぁ…ゆぅ…なんか変…っ」

じわりと何かがこみ上げて来て、体全体が震え始める。
弱い箇所を何度も強く責められる感触に、何かが白く弾けた。

「あ、あぁ…っ…ふぁ…も…ダメ…!」

泣き出しそうな声で俺が告げると、悠が手の平の中のソレを
さらに刺激するから、俺は震えながら一度終わってしまった。

「あぁ…っ…はぁ…悠…っ…ゆぅ…」
「可愛いよ、陽介」

肩を震わせ喘ぐと、悠は瞼や頬に何度もキスをしてくれた。



「陽介、入れるよ?」
「うん…悠…俺、大丈夫だから…っもっと」
「でも…」

焼き鏝の様な感触のものが遠慮がちに侵入してくる。
俺は悠の袖の端を掴むと、更に深くへ…と悠を呼ぶ。

「陽介…っ…大丈夫か?」
「ゆう…早く…ぁ…っ…は…っ…」

受け入れた途端苦しくて、喉がヒューヒューと音を立てる
けど俺はそれを無視して再度、悠の袖を引っ張り促した。
悠は戸惑いながらも腰を進めて押し入ると
少し苦しそうにして眉を曲げ、深く息を吐き出す。

「っ…陽介、痛くないか?」
「う、うん…はっ…ぁ…はっ…」
「陽介?」
「はっ…は…っ…な、なに…は…っ」

押し入られた質量が呼吸を早くして、俺がその苦しさから
胸に息を大量に吸い込んでしまうから…悠は心配そうに言う。

「そんなに一気に、たくさん吸うな。過呼吸になる」
「かこ…きゅう? なに? は…っ…はぁ…っ」

気が付くと、俺は上手く呼吸出来なくなっていて。
焦るほど呼吸は飛び出すような音を立て吐き出されてしまう。

「陽介、俺の声聞こえてるか? ゆっくり息を吸って…っ」
「息できな…い…は…ぁ…体が熱くて…わかんね…っ」

今度こそちゃんと全部受け入れなきゃ…。
でないと、悠はもう二度と俺をこういうこと
しようとしてくれないかもしれない。
それだけは絶対に嫌だ。

そんなことがグルグル駆け巡っていて、気が付くと呼吸が
俺の意志とは関係なく鼓動を刻むみたいに吐き出されていた。

「今度こそ、ちゃんと…っ…ゆう…っ…おれっ…っ」
「陽介…」

俺の視界は途端、テレビの砂嵐の様に何も映さなくなって、
恐怖のあまり手を伸ばして悠を探す。

「くるし…っ…悠…どこ…っ」
「陽介…俺はここにいる…っ」

俺が喘ぎながらそう言うと、悠は突き出された俺の手を
しっかり握り、そのまま俺へと何の前触れもなくキスをした。
それは深く深く、全部奪うみたいなキスだった。

「うん…ふ…ぁ…っ」

そんな風にされたのは初めてだったから
俺は息を吸うことも忘れて身を任せた。

甘くて深い何かに飲まれるみたいで少し怖い。
体の中の全部の空気を悠に与えて貰ってるみたいで熱い。

俺がキスをしたまま導かれるみたいに、ゆっくりと
胸で息をすると、それに安堵した様に唇と手は離されて。
俺はそれを追うみたいにまたゆっくりと息を吸い、呼吸を
繰り返すと悠を近くに感じて無意識に微笑んだ。

「陽介…っ…陽介?」

まるで泣き叫ぶような声が聞こえてきて、ゆっくりと意識が
はっきりしてくると、ソレに呼ばれるみたいに目を開ける。
すると心配そうに覗き込む悠の目と会って、それを見た俺は
衝動的に悠へと笑って手を伸ばした。

「悠…いた。見つけた…はぁ…」
「陽介…息、吸えてるか?」
「ん…すえて…る……大丈夫…はぁ…っ」

なんか悠に俺の中の空気を全部入れ替えて貰ったみたいだ。
俺がそのことが嬉しくて笑うのに、逆に悠は俺のその様子に
申し訳なさそうに目を伏せる。





こんな感じで続きますー。
※横表示で見やすい様にしてます。
何卒よしなに。

『昇降口』を『下駄箱』と表記して
入稿直前大慌てで差し替えるという、この体たらく(苦笑)

皆様…通常運行です(笑顔)
PR

ペルソナ関連検索サイト様★


ペルソナ・サーチ!

MEGATEN WEB SEARCH

公式サイト


コミックマーケット公式サイト

赤ブーブー通信社公式ウェブサイト

『Persona4 the ANIMATION』


TVアニメ「ペルソナ4」

pixiv


pixiv

プロフィール

HN:
欟村縹(つきむらはなだ)
HP:
性別:
非公開
趣味:
萌え
自己紹介:
とりあえず、色々ダメな人。

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

バーコード

ブログ内検索

カウンター

ASP