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【ここでキスして】

お料理ネター
お夕飯時。




チュー

玉ねぎ

な、感じで。
いってらっしゃいませ。



以下、拍手お礼(該当者様反転推奨)

arisaさんへ

こんばんは!
返信が遅くなり大変申し訳ございません;;;

ですよね!ですよね!!
番長の方がウワテですよね!!(笑)
きっと陽介はただ単にあの後、ちゅーじゃない(笑)ことを
するつもりで、ちゅーってしたら、そのまま番長に
食べられちゃいそうです…(笑)
まぁ…夕飯食べたら夜遅いでしょうし、そのままお泊りでvvvv
( ゜∀゜)=◯)`ν`)・;'.、
二人で畳でごろんごろんしたらいい!!(≧▽≦)
寝乱れたらいい!!!(≧▽≦)
そんな妄想創作で(笑)

ご来訪、本当にありがとうございます!
頑張ります!!(*´∀`*)ノ

拍手[5回]



















「陽介?どうしたんだ??」


「た、玉ねぎが…目に沁みて…うぅぅ」


悠の家で夕飯をご馳走に預かる。
そんないつもの光景。
俺はご馳走になってばかりだと悪いから
少しでも手伝おうと、悠に言われるまま
玉ねぎを切り出した。

 

「ああ…それ結構沁みるから」


悠は自らも目頭を押さえて呟いた。
見ると、悠の目にもうっすら涙が出ていた。

 

「へ??沁みないのと沁みるのとあんのか??」


「んーそうなんだよな…俺にも理由は分からないけど」

 

そう言って、真っ赤になった俺の瞼に
冷たい濡れタオルを宛ててくれた。
うおーーすげー気持ちいい…

そうして俺が身を任せていると、
ふいに目頭にぺろりと
生温かくて柔らかい感触がした。

その瞬間、目を開けると
悠が俺の涙を舌で舐め取った後だった。

 


「お、おま…今、何して…っ…」


「いや、なんか…どんな味がするんだろうと思って」


そう言ってぼんやりと呟いた。
いや…そーいわれても…

されたことと、感触と、近すぎる距離に
俺だけが動揺しているみたいで
少し悔しい。

 


「もう一回いいか?」


「だ、ダメですううぅぅぅぅ!!」


そんな俺の心情を察することなく、
なんだか、本当になんでもないように
悠は言葉を投げてきた。

菜々子ちゃんに見られたらどうするんだ?!って
俺が言うと悠はまるで今気づいたみたいに
「ああ!」と手を叩いて感心したような仕草。

 

「菜々子ならここに…」


「へ?!う、嘘…!!」


「お兄ちゃん、なみだはしょっぱいだけだよ?」


「ああ…陽介の涙だから違う味がするかと思ったんだ」


「そっか…菜々子のはしょっぱいよ?」


「そうか…うん、俺のもしょっぱいよ」


「えへへ…そっか…お兄ちゃんのもしょっぱいんだね」


お兄ちゃんも菜々子と一緒ー!って
菜々子ちゃんが笑う。

悠はそれをとても優しい目で見て
一緒に笑った。

 

「な、なに?この遺伝子!スルー?ねえ!スルー?!」


「「なにが??」」


「……………いや…ナンデモナイデス」


なんかやっぱりドキドキしているのは
俺だけなんだと悔しいのと
面白くないのと、色々な葛藤がぐるぐる
回ってる。

ああ…なんかカッコ悪ィ…俺…

そうしていると、菜々子ちゃんから思わぬ
言葉が飛び出した。

 


「菜々子もお兄ちゃんのなみだーーー」


「はいはい」


そう言って頬を菜々子ちゃんに差し出した。
ちゅっと可愛く悠の涙を吸う菜々子ちゃん。


「えへへ…やっぱり、しょっぱいねー」


「だね」


二人仲良く、まるで本当の兄妹みたいに
話している。

それがちょっとだけ照れくさかったのか、
菜々子ちゃんはそのままはにかみながら
自分の部屋へと駆け込んで行った。

俺はそれを呆然と見送りながら
自動的にぼそりと呟く。

 

「悠…」


「ん?陽介?」


「………俺も悠にチューしたい」


「…あれはチューじゃありません」

 

悠が俺へと呆れ顔でぴしゃりと一喝。
あまりな言葉に俺は食い下がった。

 

「な、なんでだよーー!お、俺も…」


「いいから…早く、玉ねぎ」


「ちょ…なんで?!なんで俺だけダメなんだよ?!」


お前だって俺の…って俺が言い募ると
悠はこちらを向いて睨んでくるけど
その顔は傍目から見ても判るくらいに
真っ赤に染まっていた。

 

「悠?な、なんか顔が真っ赤なんですけど?」


「誰のせいだと…」


そう言い掛けて止めた。
なんだか珍しく如何ともし難い表情で
俺を見て溜息を吐くと
目を伏せそのまま料理の続きを始める。

 

「なんてこと言うんだ…陽介は」


「え?だ、だって…」


「もう知りません」


「え?え?何?俺が悪いの?え??」


俺が明らかにテンパり始めると
それを見た悠はニヤリといつもの
悪い笑顔で笑うと、料理の手を止めて言う。


「仕方ないな…そんなにしたければどうぞ」


「お、おう…って…え?マジで?いいの?ホントに?」


「どうぞ…ほら早く」


「え…えっと……」


突然差し出された頬に俺は唸る。
つーか、心の準備が出来てねーーーー…


「おいで、陽介」


「ば、バカ……っ」


俺が言葉に詰まると、
悠はニヤリと笑いながらも目を閉じた。

そんな綺麗な悠の顔を見ながら
『気が変わらないうちに!』と思うと
逆に心が焦る。

無防備なその姿に
俺は息も上手く出来ないくらいに
動揺して、次の行動になかなか移れなかった。


「陽介?」


「わ、わーってる!」


不思議そうに名前を呼ぶ悠に
待ってろ!と言ってぐっと拳を握る。

『据え膳食わぬは!!』と心を決めて
悠の長い睫を見ながら息を胸いっぱいに
吸い込むと俺は悠の肩へと
手を掛けて少しだけ背伸びをして
顔を近づけた。

 

 

「ただいまー」


「あ!おとうさんだ!おかえりなさいー」


途端、玄関から響く声。
どうやら堂島さんが帰ってきたみたいだった。
いつのまにか部屋から出てきていた
菜々子ちゃんが玄関へと駆け込む。

そして、流し台の前で止まる俺達。
悠はゆっくりと目を開けると
俺をじっと見た。

 

「……………」


「…あの…………その…」


悠さん…目が怖いです………

自動的に謝罪の言葉を考える俺に
悠は小さく溜息を吐いて持っていた食材を
まな板へと置くと、玄関から
入って来た堂島さんへと挨拶した。

 


「叔父さん、おかえりなさい」


「ああ、ただいま…なんだ、花村が来てるのか」


「はい、夕飯を一緒にと思って」


「ほう…」


「お、お邪魔してマス」


所在なさげな俺が小さく挨拶すると
堂島さんは様子がおかしいのを悟ったのか
俺達二人を見て不審そうに
首を傾げるけど、核心には触れないまま
奥の部屋へと入っていった。

菜々子ちゃんがそれについていく様子を
見ながら、俺は悠の様子を伺うために
見えない顔色を覗き込もうと一歩前に出ると
それを察したのか何の前触れも無く悠が振り向いた。

 


「ゆ、悠……ご、ごめ…っ…」


「あとで…」


「へ??」


振り向いた悠に驚いた俺が
自動的に謝ろうと声を出すと
悠はそれをワザと止める様にして
俺の言葉に被せて喋って来た。


「甘いものは別腹らしいから…あとでお願いします」


「え?え?あ…はい」


俺がそう返答した途端、笑う悠。

またしてやられたとゆーか
なんとゆーか…。

俺は悔しいのと
嬉しいのと複雑な意識のまま
悠へと半歩づつ距離を詰めると
その耳元でぼそりと呟いた。

 


「ちゅ、チューじゃねーからな?」


「はいはい」


俺が苦し紛れにそう言うと
悠は野菜を洗いながら
はにかむみたいに優しく笑った。

 

Fin

 

 

 

 

 

 

 


子供に妙なことを教えるんじゃない!(爆笑)
涙は自分の以外は舐めないで下サイ。
良い子のみんなへのお願いです(笑)

とゆーわけで、日常話しでした。
玉ねぎはホント、目に沁みる;;;
なんつーかもう…再起不能なくらい;;
長ネギでも私は沁みるので;;;;
長ネギ切ってて泣いてると
不審な顔をされます(苦笑)

なので、いつも眼鏡掛けながら
葱類をきざみます(笑)
前は水中眼鏡掛けてたよーマジで(笑)

楽しんで頂けたら倖い。
 

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