Polaris
【君の壊れる音(1)】
CP成立話しー…みたいな??
ちょっと暗め;;;;
ダンジョン
感情
名前
な、感じで。
いってらっしゃいませ。
以下、拍手お礼(該当者様反転推奨)
arisaさん
こんにちはブラボー!(笑)
そうなのです(苦笑)ココで終わっちゃいます(苦笑)
なにせ原稿が…;;;;;;;;;(殴)
ホントはもっと深刻なことにしようとしたら
バッドステータスは戦闘後は引き継げないと気づき(苦笑)
と、とりあえずは…こんな感じで;;;;
(どんな感じよ;;;)
コメントありがとうございます!
arisaさんの連載も楽しみに拝見させて頂きました!
お互い頑張りましょう!!(*´∀`*)ノ
大切な相棒で、初めて出来た親友で。
でも、いつの間にか…ふとした時に、
さらに深い感情が芽生えていたことに気づく。
相棒と呼んでくれるその笑顔に、
どうしようもないものがこみ上げてくる。
面影を追うたび、じわりと浮び上がる感情に
俺は振り回される。
よくこの気持ちに名前をつけたなら…なんて
どこかの本に言葉があるけれど、
俺にとってはこの気持ちに名前なんかつけない。
つけたくない。
これが何か分かってしまったら
取り返しのつかないことになりそうで怖い。
だから、この気持ちの名前なんか知りたくない。
知りたくもない。
じわりと浮び上がる感情。
これはきっと気づいてはいけない感情。
「いくぜ!相棒」
「ああ…陽介」
自分の心の隅に隠したこと。
それが今、もう一度頭に響いていた。
俺は苦笑すると、構えた剣を見る。
ここはダンジョンの中。
呼吸を整えて、ダンジョンの先を見た。
後ろには陽介が居る。
今回、皆の都合がつかなくて、
二人だけの探索になった。
それこそ、うじゃうじゃと現れる敵を前に
お互いがお互いの間合いで構えた途端、
俺達の後ろから激しい爆発が起こった。
「陽介!!!」
「バカ!来んな!!」
バックアタックか?そう思った一瞬のことだった、
煙に巻かれた陽介を見失ったのは。
その後も何度かの爆発。
「うわぁぁっ!!」
「陽介?!…っ?!」
陽介の声がする方へ走って行こうとすると、
同時に横から何かに体を当打されて
途端、視界が反転する。
痛みより視覚が先だったことに
少し驚いた。
鼻がツンとする感覚。
その場に倒れることは無かったが
痛みとグラグラと揺れる視界に
歩くのもおぼつかない。
「っ…この…っ!」
そんな中でも自らを必死に建て直しながら
敵と思しき集団を見つけると、半ば反射的に
攻撃をした。
「っ…!」
その後、陽介を探した。
直前まで声は聞こえていたから、
爆発に巻き込まれて…ということではなく、
多分、煙に巻かれているのだと察しはついたのだが
頭では冷静に考えていても心がついていかない。
まるで破裂するかの様な吐き気を伴いながら
総毛立つ感触が激しく脈打っていた。
「陽介…っ陽介?!」
返事がない…。
先ほど居た所に居ない。
辺りを散々探したけれど
痕跡さえも見当たらなくて。
もう後は分けがわからなかった。
陽介…陽介…
いくら探しても見つからない。
気分が悪い…発狂しそうだ。
どこかに跡形も無く消えてしまった??
まさか…まさか…
あまりの唐突な展開に
ぐらりと世界が傾いた。
そんなことを考えた途端、
吐き気で動けなくなった。
「っ…はぁ………陽介…っ」
上手く呼吸が続かない。
汗が大量に噴出してきて、ポタポタと光りながら床に落ちた。
呼吸ってこんなにも難しかったのか?
実際そんなに広範囲で探せていないことに
後で気づくのだけれど、その時の俺には
そんな余裕はまったくと言っていい程無かった。
落ちてゆく汗を拭っていると、舞台セットの様になった
ダンジョンの端から声が聞こえてきた。
「っ………陽介?!」
端に辿り着くと、爆風で吹き飛ばされたのか
陽介が足場の裏側にしがみついてかろうじて
落下せずにいた。
「陽介!」
「悠っ…早く上げてくれ…っ…手がもう…っ」
「わ、わかった」
慌てて手を貸して引き上げる。
見ると目立った怪我はしていないようで
先ほどまで必死で掴まっていた手を
痛そうにさすっていた。
「痛ってえーーーしくじったな~~」
そののほほんとした様子に
俺は思わず声を上げた。
「陽介…っ…どれだけ俺が…っ」
「え?悠?」
自分から出た声の大きさに
自分で驚いた。
そんなに怒ることじゃない。
そうだ…なのに怒鳴ってしまった。
どうして?
判らない…。
どうにも引っ込みがつかなくて、
俺は向きを変え、ひとりごちた。
「…っ…もういい…お前には判らないだろうから」
「ちょ…悠!」
今の顔を見られたくなかった。
きっととんでもなくみっともない顔か、
とんでもなく汚い顔になっているだろうから。
「な、なんだよ…わ、悪かったって…」
「もういいって言ってる…」
「いいって感じじゃねーじゃん!」
「………………」
それはそうだ、いいわけがない。
正直、初めて人に怒鳴った。
それくらい心配したのだ。
なのに本人はケロッとした様子で現れて…
泣き叫んだ自分が馬鹿みたいじゃないか。
「悠?…ええと…」
「馬鹿みたいだ…」
「え?」
本当に、馬鹿みたいだ。
なんなんだこれは。
「もう止めよう…疲れた………」
なぜか自然と言葉が出た。
何を止めるんだ?
「人を怒鳴ったのなんて初めてだ…しかもそれが陽介なんて…」
「怒鳴るの止めても、それじゃ俺の立つ瀬がないんですが…」
「一回落ちたんだから、立つところなんかないだろ」
「お前、どこまでしつこいんだっつーの!」
一見痴話喧嘩の様な会話が続くが、
お互いの心中は段々と張り詰めていっていた。
いい加減怒られるのに焦れたのか、
陽介が反論してくる。
「大体お前なぁ!」
「もしかしたら、俺が一番馬鹿なのかもしれない…」
そうだ、俺が一番馬鹿なのかもしれない。
こんなに余裕が無くなるくらいに
お前のことばかり考える。
「もう…いつもお前のことばっかりだ…」
「え?…悠…お前、今なんつった…?」
「…………なんでもない」
そう言って踵を返した途端だった。
ぐらりと視界が回転して、先程よりも数倍に膨れ上がった
鈍痛を伴う吐き気とともに、俺の意識が白く散ったのは。
「っ…?!悠?!」
持っていた刀剣が
金属音を立ててカラカラと
投げ出される音がした。
俺が手放したのか…?
そう思ったのと同時に
体が何かに叩きつけられるような
痛みが襲ってきた。
「よ…すけ…っ」
「っ…悠!」
なぜか俺は面影に呼びかける。
頭は割れそうな程痛くて、
こみ上げてくる吐き気で
体が侵食されてゆく様だった。
俺…倒れたのか?
全てが他人事の様に感じられたけれど、
白く散ってゆく思考に
何かが絡み付いて離れない。
「悠?!おい!!」
陽介、声が響くんだ…お前の声が。
もう手放したいのに、許してくれないのか?
淀んだ視界が段々と狭まってきて、
押さえつけるような酷い眠気が耳を塞ぎ、
俺は自然と目を閉じた。
It continues to the next…
とゆーわけで続きます~
只今、絶賛スパコミ原稿中のため
なかなか早くアップ出来ないかもですが;;
お待ち頂けましたら倖いです;;
出来たら3話?2話?位で完結かなー
楽しんで頂けたら倖い。
次回もお付き合い頂けたら倖い。